報道発表資料
環境省と気象庁は、熱中症予防対策に資する効果的な情報発信として、新たに、令和2年7月1日~同年10月28日に関東甲信地方の1都8県で「熱中症警戒アラート(試行)」の発表を、関東甲信地方において実施いたしますのでお知らせします。
1.背景
近年、熱中症搬送者数が著しい増加傾向にあり、国民生活に大きな影響を及ぼしています。
これまで、気象庁の高温注意情報や環境省の暑さ指数(WBGT)等によって国民に注意を呼びかけてきていますが、熱中症による死亡者数や救急搬送者数は引き続き多い状態が続いていることから、どのように情報を発信し、国民の効果的な予防対応行動に繋げるかが課題となっています。
そこで、環境省と気象庁が連携して、有識者による「熱中症予防対策に資する効果的な情報発信に関する検討会」を設け、その具体的な方法について検討を行ってまいりました。
2.「熱中症警戒アラート(試行)」について
これまでの検討を踏まえ、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される際に、環境省・気象庁で新たに暑さへの「気づき」を呼びかけ国民の熱中症予防行動を効果的に促すための情報提供を開始することとしました。
今年度は、令和2年7月1日~同年10月28日に関東甲信地方の1都8県(東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、長野県)で、先行的に「熱中症警戒アラート(試行)」(以下、アラート)を実施します。
さらに、今秋以降に有識者検討会において今夏の検証を行い、その結果を踏まえ令和3年度からは全国で、高温注意情報に代わる新たな情報発信として、本格運用する予定です。
3.「熱中症警戒アラート(試行)」の発表時の対応について
アラートは、熱中症の危険性が極めて高くなると予想される前日あるいは当日に、対象都県に対して発表されます。発表された際には、日頃から実施している熱中症予防対策の普段以上の徹底をお願いいたします。
4.スケジュール
令和2年7月1日~同年10月28日 「熱中症警戒アラート(試行)」の先行実施
令和2年秋~ 「熱中症警戒アラート(試行)」の検証
令和3年夏~ 全国で本格実施予定
添付資料
- 資料1 熱中症予防のための新たな情報発信「熱中症警戒アラート(試行)」について [PDF 268 KB]
- 資料2 「熱中症警戒アラート(試行)」発表時の予防行動 [PDF 244 KB]
- 参考資料 「熱中症警戒アラート(試行)」の運用指針 [PDF 195 KB]
連絡先
環境省大臣官房環境保健部環境安全課
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8261
- 課長太田志津子(内線 6350)
- 課長補佐福嶋慶三(内線 6359)
- 主査石橋七生(内線 6365)
環境省水・大気環境局大気環境課大気生活環境室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8300
- 室長東利博(内線 6540)
- 室長補佐石関延之(内線 6541)
- 係員永田佳之(内線 6578)