報道発表資料
令和2年度も、5月29日より中国、台湾等からの定期コンテナ航路(休止航路を除く)を有する港湾を対象とした確認調査を実施することとしましたので、お知らせします。
1.調査の目的
ヒアリについては、平成29年6月に国内で初めて確認されて以降、現在までに16都道府県、49事例が確認されており、今年度も1事例が確認されています(令和2年4月30日既報)。
これまでに確認された個体は全て駆除しており、国内での定着を防いでいますが、引き続き侵入初期で発見し早期防除を実施することが重要です。
継続的に侵入状況を確認することを目的として、今年度もヒアリの確認調査を実施します。
2.調査の概要
調査時期:各港湾で2回(5月~7月と9月~11月)を予定。
令和2年5月29日(金)から順次実施します(福岡県三池港から開始)。
調査対象:中国、台湾等からの定期コンテナ航路(休止航路を除く)を有する65港湾。
調査方法:専門調査員によるベイト(スナック菓子等の誘引剤)を活用した目視調査を基本とし、状況に応じ
て粘着トラップの設置による調査を実施。
なお、昨年10月に東京港で多数の女王アリが確認された事例を受け、各港湾での調査の実施状況
を点検し、一部港湾では追加調査を実施しました。そういった経緯等を踏まえて、今年度からは粘
着トラップ主体ではなく上記の調査方法を採用するとともに、特にコンテナヤード内部の調査を強
化する予定です。
その他 :本調査においてヒアリが発見された場合には、殺虫処分を行う等の緊急的な防除を実施します。
3.実施状況の公表
調査の実施予定や結果については随時、下記の環境省ホームページにて公表します。調査日は天候等の理由により急遽変更になることがあります。
「特定外来生物ヒアリに関する情報」
URL:https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/hiari.html
○ヒアリ定着国等と定期航路を持つ港湾
東京、横浜、川崎、名古屋、四日市、大阪、神戸、下関、北九州、博多、苫小牧、室蘭、
小樽、釧路、石狩湾新、函館、八戸、釜石、仙台塩釜、秋田、酒田、小名浜、茨城、鹿島、千葉、新潟、直江津、伏木富山、金沢、敦賀、清水、御前崎、三河、舞鶴、堺泉北、
和歌山下津、境、浜田、水島、福山、広島、徳山下松、大竹、岩国、宇部、三田尻中関、
徳島小松島、高松、松山、今治、三島川之江、高知、伊万里、長崎、三池、八代、熊本、
大分、細島、油津、鹿児島、川内、志布志、那覇、石垣 計65港
○対象港湾位置図
連絡先
環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室
- 代表03-3581-3351
- 室長北橋 義明
- 室長補佐八元 綾
- 室長補佐深谷 雪雄(内線 7478)