報道発表資料
この「COOL CHOICE」の主要施策のひとつとして、室温の適正化とその温度に適した軽装などの取組を促す「クールビズ」を、今年度も推進していきます。
クールビズの実施に当たり、日本百貨店協会、日本チェーンストア協会、一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会も連携して取組を実施することとしており、各会員企業の店舗において、冷房温度緩和の取組を行うなど、クールビズの取組を推進していきます。
1.概 要
クールビズの実施期間は、昨年と同様、5月1日から9月30日までとします。また、10月においても、暑い日には室温の適正な管理と、各自の判断による軽装などの取組を呼び掛けていきます。
なお、近年は異常気象の影響もあり、11月以降であっても季節外れに暑いと感じる日や極寒の日もあることを踏まえ、そのような日における各自の判断による軽装などの取組も呼び掛けていきます。
【クールビズとは】
地球温暖化対策の一環として、平成17(2005)年度から政府が提唱する、過度な冷房に頼らず様々な工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイル。
室温の適正化とその温度に適した軽装などの取組を呼び掛けています。軽装以外の取組としては、省エネ型エアコンへの買換え、西日よけのブラインド、日射の熱エネルギーを遮蔽する効果がある緑のカーテンなど、具体的なアクションなどを呼び掛けています。
2.クールビズ 知っておいて頂きたいポイント
○クールビズは気温に合わせた柔軟なライフスタイル
皆様のお陰で、気温に合わせて柔軟な服装で過ごすライフスタイルは定着してきました。今年度の実施期間も昨年度と同様5月から9月末としますが、日本は南北に長く地域によって状況も異なることから、10月以降も暑い日には室温の適正な管理と各自の判断による軽装などの取組を呼び掛けます。
大切なのは、無理せず、過度な冷房に頼らないことです。
○健康にも優しいクールビズ
クールビズ開始後3年目の平成19(2007)年に「猛暑日」が設定され、平成30(2018)年には、日本の観測史上最高気温(埼玉県熊谷で41.1℃)を更新するなど、年々暑さが増しています。
こうした中、外気温と室温との差が大きいと、体の自律神経やホルモンバランスを崩しやすくなったり、冷えに慣れて汗をかかないでいると、汗腺が退化して、体温調整機能が働かなくなってしまうなど、健康への影響を指摘する専門家もいます。暑くなってきているからこそ、体にやさしい、地球にやさしいクールビズを実践する意義が高まっています。
○お財布にも優しいクールビズ
クールビズは、軽装などの取組を実践することにより、快適に夏を過ごしつつ「冷房の適切な使用」を実践し、冷やし過ぎないことを目的としています。冷房の使用に当たっては、例えば、フィルターを定期的に掃除したり、夏場、家に帰って室内に熱がこもっている場合は、まず窓を開けて熱気を逃がしてから冷房をするなど、エアコンを賢く使用することで、冷房効率が上がり、お財布にも優しくなります。
3.クールビズ 環境省による情報発信
○掲出ポスター・ダウンロードポスター
・クールビズポスターのデータを、以下よりダウンロードできます。
(http://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/tool.html)
○クールビズ推進ムービー
・環境省「COOL CHOICE」サイトに、COOL CHOICEイメージキャラクターの「君野イマ」と「君野ミライ」が登場する、3DCG動画「クールビズ×クールシェア×省エネ家電編」を公開中です。
(https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/character/release/)
4.各業界における取組事例
○日本百貨店協会との連携
日本百貨店協会では、持続可能な社会の実現に向け、地球温暖化防止に貢献するため、全会員店(74社187店舗)において、安全衛生や商品特性に配慮しつつ、適切な空調温度を設定し、外気と室温の温度差を緩和する取組を実施します。衣・食・住の快適なライフスタイル提案を通じてお客様に呼び掛けます。
○日本チェーンストア協会での取組
日本チェーンストア協会では、環境対策や節電の継続の重要性の両面からクールビズに協力し、会員企業の店舗内の空調設定温度の見直しを実施します。お客さまに御理解をいただきながら、従業員の夏の軽装の実施やお客さまへの暑さ対策の提案などを通じて、ライフスタイルの変革を呼び掛け、クールビズの周知に取り組みます。
○一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会での取組
日本フランチャイズチェーン協会では、地球温暖化防止及び節電対策に貢献するため、会員企業に対してクールビズの取組を呼び掛けています。会員企業では"店内を適正温度に設定""ユニフォームの軽装化"など、各企業がそれぞれの取組を行う予定です。
(詳細は日本フランチャイズチェーン協会ホームページに掲載)
5.家庭のCO2排出量等を簡易に推計できる各種ツールについて
環境省では、家庭のCO2排出量等を簡易に推計できるツールを公開しています。新型コロナウイルスの感染拡大防止のための対応として、自宅で過ごす時間が長くなったこのタイミングで、パソコンやスマートフォンで、家庭の電気・ガス使用量やCO2排出量、家電の省エネ性能を確認してみてはいかがでしょうか。
○省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」
家電を買い換える際に、購入予定製品(新)と使用中の製品(旧)の情報を入力することで、新旧製品の年間の消費電力量・電気代・CO2排出量の比較が簡単にできるツールを公開しています。以下から御活用ください。
(http://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/)
○うちエコ診断のワンポイントアドバイス・ツール
電気・ガス料金等の情報から各家庭のCO2排出量を簡単にチェックできるツールを公開しています。改善のためのアクションや、それを実施した場合の光熱費の節約やCO2削減の効果も同時に確認できます。以下から御活用ください。
(https://www.uchieco-shindan.jp/jushin/check.php)
連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課脱炭素ライフスタイル推進室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8341
- 室長磯辺 信治(内線 6725)
- 室長補佐武藤 文(内線 7740)
- 室長補佐山中 千世子(内線 6792)
- 担当加藤 未優(内線 6763)