報道発表資料
令和2年3月27日、環境省は、「(仮称) 神楽山風力発電事業環境影響評価準備書」(JR東日本エネルギー開発株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、福島県いわき市において、最大で総出力68,800kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、バードストライクに関する事後調査を適切に実施し、バードストライクが確認される等、重要な鳥類に対する重大な影響が認められた場合は、専門家等からの助言を踏まえて、稼働調整等を含む追加的な環境保全措置を講ずること等を求めている。
本事業は、福島県いわき市において、最大で総出力68,800kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、バードストライクに関する事後調査を適切に実施し、バードストライクが確認される等、重要な鳥類に対する重大な影響が認められた場合は、専門家等からの助言を踏まえて、稼働調整等を含む追加的な環境保全措置を講ずること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※について、経済産業大臣からの照会に対して経済産業大臣に意見を述べることができる。
本件は、福島県で実施予定の「(仮称) 神楽山風力発電事業環境影響評価準備書」について、この手続に沿って意見を提出するものである。
今後、事業者は、環境大臣及び関係自治体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。
※環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。
2.事業の概要
・事業者 JR東日本エネルギー開発株式会社
・事業位置 福島県いわき市(対象事業実施区域面積 約740.5ha)
・出力 最大68,800kW (4,300kW×16基)
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
【方法書の手続】
・縦覧 平成29年9月13日~平成29年10月16日(住民意見50件※)
・福島県知事意見提出 平成30年1月31日
・経済産業大臣勧告 平成30年3月9日
【準備書の手続】
・縦覧 令和元年9月3日~令和元年10月3日(住民意見43件※)
・福島県知事意見提出 令和2年3月12日
・環境大臣意見提出 令和2年3月27日
※環境の保全の見地からの意見の件数
添付資料
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8237
- 室長坂口芳輝(内線 6231)
- 室長補佐鈴木清彦(内線 6233)
- 担当近藤裕志(内線 6239)