報道発表資料
我が国のダイオキシン類の排出量の目録(排出インベントリー)について、平成30年の結果を取りまとめました(詳細は添付資料参照)。 平成30年の排出量は、117~119g-TEQ/年となっており、平成29年の排出量(106~108g-TEQ/年)に比べ増加しています。 一方、「我が国における事業活動に伴い排出されるダイオキシン類の量を削減するための計画」(平成24年環境省告示第115号)において定められたダイオキシン類削減目標量を大きく下回っております。 |
1.排出インベントリーについて
ダイオキシン類対策特別措置法(平成11年法律第105号)第33条第1項の規定に基づき定められた削減計画において、国はダイオキシン類の排出量の目録(排出インベントリー)を作成し、公表することとされています。今般、同法に基づくダイオキシン類(PCDD、PCDF、コプラナーPCB)を対象に、平成30年の排出量について取りまとめました。
2.対象発生源
環境への排出が現に認められているものであって、排出量の推計が可能なものを対象発生源としました。
3.排出量の推計結果
ダイオキシン類の排出インベントリーとして取りまとめた結果は、添付資料1及び2のとおりです。平成30年の排出量は117~119g-TEQ/年となっており、平成29年の排出量(106~108g-TEQ/年)に比べて増加しています。
排出量に幅があるのは、2種類の推計方法で推計している発生源があることによります(排出原単位として、算術平均と幾何平均の2種類で計算しているため)。
4.削減目標の達成評価
ダイオキシン類対策特別措置法に基づく削減計画において、ダイオキシン類削減目標量(大気への排出のうち火葬場、たばこの煙、自動車排出ガスを除く。)は、当面の間、176g-TEQ/年とされています。平成30年の削減目標量に対する排出量(115g-TEQ/年)は、当該目標量を大きく下回っております。
(参考)
TEQ(毒性等量)とは:
毒性が明らかになっている29種類のダイオキシン類について、最も毒性が強い2,3,7,8-TCDDの毒性を1として換算し、足し合わせた値。
添付資料
- 添付資料1ダイオキシン類の排出量の目録(排出インベントリー)(概要) [PDF 101 KB]
- 添付資料2ダイオキシン類の排出総量の推移 [PDF 65 KB]
- 添付資料3ダイオキシン類の排出量の目録(排出インベントリー)(本文) [PDF 621 KB]
連絡先
環境省水・大気環境局総務課ダイオキシン対策室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8291
- 室長神谷 洋一(内線 6530)
- 室長補佐清丸 勝正(内線 6580)
- 主査桒村 亮広(内線 7574)