報道発表資料

令和元年12月19日 この記事を印刷

鳥類標識調査によるミヤコドリの繁殖地の判明について(お知らせ)

 環境省では、鳥類の渡りの経路をはじめとした行動生態を把握し、保護施策立案の基礎資料とするため、鳥類標識調査を全国各地で実施し、また、観察された情報の分析を行っています。
 鳥類標識調査の一環で、これまで繁殖地及び渡りのルートが判明していなかった日本に渡来するミヤコドリについて、カムチャツカ半島西岸で標識を装着した個体が観察され、本種の繁殖地の一か所が初めて明らかになりましたので、お知らせします。

1.調査の経緯

 鳥類標識調査は、鳥類に足環等を装着して放鳥し、再捕獲や観察によって情報を収集、解析することにより、鳥類の渡りの実態や生態を明らかにし、鳥類の保全施策やそのための国際協力の推進に役立てるものであり、我が国では、環境省が公益財団法人山階鳥類研究所への委託事業として実施しています。

 ミヤコドリを含むシギ・チドリ類の標識として使われているカラーフラッグ(足環の1種)の野外における観察記録の収集は、国内外のバードウォッチャーの方々の協力で成り立っており、これまで寄せられた多くの情報により、日本に渡来するさまざまな鳥類の移動経路が少しずつ解明されてきています。

2.調査の結果

 令和元年9 月に、刻印付きのカラーフラッグを装着したミヤコドリが千葉県船橋市の三番瀬干潟と三重県津市の安濃川河口でそれぞれ1羽ずつ観察されました。

 それぞれの足環を確認した結果、これらの個体は、同年7 月15 日に、ロシア連邦自然資源環境省全ロシア環境保全研究所によって、カムチャツカ半島西岸のハイリュゾヴァ・ヴェロゴロバヤ河口でまだ飛べないヒナの状態のときに足環を装着された3 羽のうちの2 羽であることがわかりました。

 日本に渡来するミヤコドリの繁殖地や渡りのルートはこれまで不明でしたが、これらの個体については足環を装着された場所が繁殖地と判断できることから、今回の観察によって、日本に渡来するミヤコドリの繁殖地の一カ所が明らかになりました。

3.カラーフラッグ観察協力のお願い

 カラーフラッグを装着したミヤコドリを観察された場合は、下記、山階鳥類研究所のホームページを御確認の上、情報をお寄せください。

 山階鳥類研究所「フラッグの付いたシギ・チドリ類を見つけたら」

 http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/ashiwa_index.html#11

4.本件についてのお問合せ先

 千田万里子 山階鳥類研究所 保全研究室専門員

 電 話:04-7182-1107  e メール:senda@yamashina.or.jp

 平岡考 山階鳥類研究所 広報コミュニケーションディレクター

 電 話:04-7182-1101  e メール:hiraoka@yamashina.or.jp

添付資料

連絡先

環境省自然環境局野生生物課

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-3581-8284
  • 課長中尾文子(内線 6460)
  • 課長補佐荒牧まりさ(内線 6465)
  • 専門官市川智子(内線 6468)

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