建設リサイクル法に係る全国一斉パトロールの実施結果

１．概要　　

　建設現場における建設リサイクル法、大気汚染防止法等関係法令の遵守（適切な分別解体、再資源化の徹底、石綿の飛散防止等）を徹底するため、毎年、現場パトロールを実施しており、令和元年10月～11月頃に実施しました。

２．実施内容

　都道府県及び政令市等の建設リサイクル法担当部局、環境部局及び労働基準監督署の職員が建設工事現場に立入り、以下の観点で状況確認・指導等を実施しました。

【建設リサイクル法担当部局】建設リサイクル法の遵守状況の確認及び周知徹底

【環境部局】廃棄物処理法、大気汚染防止法及びフロン排出抑制法の遵守状況の確認及び周知徹底

【労働基準監督署】労働安全衛生法、石綿障害予防規則の遵守状況の確認及び周知徹底

３．実施結果

【立入り件数】　4,637現場

【行政指導等の件数】

　　特定建設資材廃棄物の再資源化等に関する助言・勧告・命令：12件

　　大気汚染防止法に基づく指導：669件
　

　特定建設資材廃棄物の再資源化の指導内容は助言が12件であり、勧告及び命令はありませんでした。また、大気汚染防止法に基づく指導件数は669件であり、主な内容は、事前調査結果の掲示不備で命令及び告発はありませんでした。

環境省は、引き続き関係省庁及び各都道府県と連携しながら、建設工事現場における建設リサイクルの推進と廃棄物処理法、大気汚染防止法、フロン排出抑制法等の周知徹底に取り組んで参ります。