報道発表資料
アジア開発銀行(ADB)は10月11日、二国間クレジット制度(JCM)日本基金を活用した第五号案件として、モンゴルのウランバートル市のKhan-uul 地区病院等に高効率暖房・換気・空調(HVAC)システム、高断熱窓及び屋根敷太陽光発電等を導入するプロジェクトを承認しました。
環境省は、先進的な低炭素技術のアジア途上国への普及を促すため、平成26年度からADBにJCM日本基金を設置し、JCMでのクレジット化を進めています。
今後、環境省とADBは、モンゴル政府と連携し、本プロジェクトのJCMプロジェクト登録に向けた手続を進めていく予定です。
環境省は、先進的な低炭素技術のアジア途上国への普及を促すため、平成26年度からADBにJCM日本基金を設置し、JCMでのクレジット化を進めています。
今後、環境省とADBは、モンゴル政府と連携し、本プロジェクトのJCMプロジェクト登録に向けた手続を進めていく予定です。
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経緯
環境省は、導入コスト高から、アジア開発銀行(ADB)のプロジェクトで採択が進んでいない先進的な低炭素技術がプロジェクトで採用されるべく、平成26年度からADBに設立したJCM日本基金に資金を拠出し、当該技術の追加コストを軽減することで、アジア途上国における先進的な低炭素技術の普及・拡大に貢献するとともに、JCMでのクレジット化を目指しています。
ADBは10月11日、モンゴルにおける健康サービスへのアクセス性改善プロジェクトを承認しましたが、本プロジェクトのうちウランバートル市の地区病院及び診療所の暖房効率の改善については、JCM日本基金を活用して導入することとしました。これにより、本プロジェクトは、JCM日本基金を活用した第5号案件となります。
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JCM日本基金の承認プロジェクトの概要
(1)プロジェクト実施国・地域
モンゴル ウランバートル市
(2)導入技術概要
高効率暖房・換気・空調(HVAC)システム、高断熱窓、屋根置き太陽光発電及び地中熱ヒートポンプ(GSHP)
(3)想定される排出削減量
約2,993 tCO2/年
(参考)二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism:JCM)
途上国への温室効果ガス削減技術、製品、システム、サービス、インフラ等の普及や対策を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への日本の貢献を定量的に評価し、日本の削減目標の達成に活用するものです。我が国は現在、17か国(モンゴル、バングラデシュ、エチオピア、ケニア、モルディブ、ベトナム、ラオス、インドネシア、コスタリカ、パラオ、カンボジア、メキシコ、サウジアラビア、チリ、ミャンマー、タイ、フィリピン)との間で二国間クレジット制度を実施しています。
添付資料
連絡先
環境省地球環境局国際連携課国際協力・環境インフラ戦略室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8248
- 室長杉本 留三(内線 6765)
- 係長早坂 寿人(内線 6723)
- 担当菊地 心(内線 6767)