報道発表資料

令和元年11月1日
自然環境
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全国のニホンジカ及びイノシシの個体数推定等の結果について(令和元年度)

 環境省では、全国的なニホンジカ及びイノシシの生息状況の動向を把握するため、平成25年度より、統計手法を用いて、全国の個体数の推定等を実施しています。
 平成29年度末におけるニホンジカ(本州以南)の推定個体数は約244万頭(中央値)、イノシシの推定個体数は約88万頭(中央値)となり、平成26年度以降、減少傾向にあります。

1.趣旨

 近年、ニホンジカ及びイノシシについては、急速な生息数の増加や生息域の拡大により、自然生態系、農林水産業及び生活環境に深刻な被害を及ぼしており、捕獲による個体群管理が不可欠となっています。

 このため、環境省と農林水産省は「抜本的な鳥獣捕獲強化対策」(平成25年12月)を共同で取りまとめ、「ニホンジカ、イノシシの個体数を10年後(令和5年度)までに半減」することを当面の捕獲目標(以下「半減目標」という。)としました。

 この目標を達成するため、環境省では、鳥獣保護管理法に基づき、集中的かつ広域的に管理を図る必要がある鳥獣としてニホンジカ及びイノシシを「指定管理鳥獣」に指定するとともに、都道府県等による捕獲事業を交付金により支援しています。

 全国的な観点から科学的・計画的に管理を推進するためには、生息状況の動向を把握する必要があることから、環境省では、平成25年度より、全国のニホンジカ及びイノシシの個体数推定等を実施しています。今般、平成29年度末時点の推計結果を取りまとめたので公表します。

2.調査結果の概要

(1)調査方法(資料1)

 指定管理鳥獣の全国的な個体数の動向を把握するため、全国的なとりまとめが完了している平成29年度までの捕獲数等の情報をもとに、階層ベイズモデルによるハーベストベースモデルと呼ばれる統計手法を用いて、本州以南のニホンジカ及び全国のイノシシについて平成29年度末の個体数推定を実施しました。

(2)全国のニホンジカ及びイノシシの個体数推定等(資料2)

 平成29年度末におけるニホンジカの個体数は、中央値で約244万頭(90%信用区間:約192万~329万頭)、イノシシの個体数は、中央値で約88万頭(90%信用区間約62万~122万頭)と推定され、平成26年度以降、ニホンジカ、イノシシともに、減少傾向が継続しています。

 また、本州以南のニホンジカの個体数について将来予測を行ったところ、半減目標を達成するためには、令和元年度以降に平成30年度の約1.77倍の捕獲率(推定個体数に対する捕獲数の割合)を確保する必要があるという結果が得られました。

※ 北海道におけるニホンジカの個体数については、北海道が独自に推定を実施しており(平成29年度末時点で約66万頭と推定)、計算結果のデータ形式が異なり、別の地域の計算結果と科学的に妥当な方法で足し合わせることが困難なため、本推定では別で取り扱うこととしています。

添付資料

連絡先

環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8285
  • 室長川越 久史(内線 6670)
  • 室長補佐西野 雄一(内線 6675)
  • 係長中山 裕貴(内線 6474)

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