報道発表資料

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2019年09月26日
  • 総合政策

(仮称)麓山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

 環境省は、26日、「(仮称)麓山風力発電事業計画段階環境配慮書」(ふくねっと合同会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 本事業は、福島県二本松市及び伊達郡川俣町において、最大で総出力96,600kWの風力発電所を設置するものである。
 環境大臣意見では、(1) 今後の更なる事業計画の検討及び実施に当たっては、復興計画等を踏まえるとともに、地元の地方公共団体を含む関係機関等と十分に協議・調整を行い、避難中の住民を含む住民への説明や意見聴取等の関与の機会の確保に十全を期すること、(2) 騒音や風車の影による生活影響について、住居ごとの居住状況や帰還の方向性等の情報の把握に努め、風力発電設備を住居等からの離隔を確保すること等により回避又は低減すること等を求めている。

1.背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
 今後、経済産業大臣から事業者であるふくねっと合同会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。

※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。

2.事業の概要

・事業者   ふくねっと合同会社

・事業位置  福島県二本松市及び伊達郡川俣町(事業実施想定区域面積 約1,050ha)

・出力    最大96,600kW(4,200kW級×最大23基程度)

3.環境大臣意見

別紙のとおり。

 (参考)環境影響評価に係る手続

  ・令和元年8月13日  経済産業大臣から環境大臣に意見照会

  ・令和元年8月29日  福島県知事意見提出

  ・令和元年9月26日  環境大臣から経済産業大臣に意見提出

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8237
  • 室長坂口芳輝(内線 6231)
  • 室長補佐鈴木清彦(内線 6233)
  • 担当切川卓也(内線 6238)

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