報道発表資料

この記事を印刷
2019年08月06日
  • 大臣官房

新たなグリーンファイナンス・スキーム構築支援に係る企画提案募集の採択について

新たなグリーンファイナンス・スキーム構築支援に係る企画提案募集の結果についてお知らせいたします。

1.概要

 グリーンプロジェクトに対する新たなグリーンファイナンス手法として、クラウドファンディング、環境版ソーシャル・インパクト・ボンドやフィンテック等の活用によりファイナンス・スキームを構築しようとする事業主体に対して、グリーンファイナンス・スキーム構築、又は計画構築を支援するための企画提案募集を実施しました。

2.募集結果

 令和元年5月13日(月)から6月17日(月)まで1次募集を行い、有識者により構成される審査委員会において厳正なる審査を行った結果、以下3件の企画提案を採択することを決定いたしました。

(1)グリーン融資スキーム、設備導入支援型SIBスキームによる地域の屋根置き太陽光
発電&蓄電池システムの普及促進事業

・事業実施者: 認定NPO法人太陽光発電所ネットワーク
・概要:

建物オーナー、地域住民、自治体等による出資、地域金融機関からの融資を受ける

SPCを設立し、地域内の住宅や自治体の屋根を借り、太陽光発電設備、蓄電池を

保有し地域内の再エネ設備を導入するスキーム、又は、自治体が行う太陽光、蓄電

設備導入支援に対してソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)を活用するスキーム

の構築を目指す。

(2)グリーンプロジェクトのための透明性・信頼性の高いクラウドファンディングサイト
の構築及び環境社会インパクトの可視化事業

・事業実施者:

サステナブル・ラボ株式会社、KFT株式会社

・概要:

省エネ事業や再エネ事業などのグリーンプロジェクトに特化し、「事業の資金フロー

の見える化」に配慮したクラウドファンディングプラットフォーム構築及びグリーン

プロジェクトの評価モデルの構築を目指す。

(3)地域金融機関共同環境未来投資事業有限責任組合<通称:環境未来ファンド>(仮称)~地域金融機関共同で環境分野向けファンドの設立~

・事業実施者:

第一勧業信用組合

・概要:

エネルギー分野、汚染防止分野といった環境分野における地域の課

題解決に向け、全国各地の地域金融機関がファンドへの出資を通じ

て連携協力してESG投資を行うスキームの構築を目指す。

  • 採択予定件数に達したため、募集受付は終了しました。

連絡先

環境省大臣官房環境経済課

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8240
  • 課長西村 治彦(内線 6260)
  • 課長補佐永田 綾(内線 6251)
  • 担当藥師寺 真(内線 7235)