報道発表資料
1.日程
令和元年6月27日(木) 16:30~17:00
2.場所
大阪市(大阪南港ATCホール6階B6会議室)
3.参加者
日本国環境省:原田環境大臣、小野大臣官房審議官 ほか
インドネシア海洋調整府:ルフット海洋担当調整大臣、サフリ次官、ナニ局長 ほか
4.結果概要
両国は、軽井沢町で開催したG20関係閣僚会合において合意した、海洋プラスチックごみに関する実効性のある新しい枠組み及び昨年11月のASEAN+3首脳会議において安倍総理が提唱した「ASEAN+3海洋プラスチックごみ協力アクション・イニシアティブ」に基づく取組の進展等を歓迎し、以下の3つの協力を進めていくことで合意しました。
また、これらの取組について、定期的にハイレベルな会合でフォローアップすることを表明しました。
(1)廃棄物発電に関する協力
西ジャワ州レゴックナンカにおけるプロジェクトの進展を歓迎しました。また、両国間の新たなプロジェクトの実施に向けて議論し、期待を表明しました。
(2)海洋ごみモニタリングに関する協力
両国の事務レベルで、以下の海洋ごみモニタリングに関する実施覚書を締結したことを歓迎し、モニタリングに係る協力を強化することの重要性を共有しました。
- 日本が提案したモニタリングガイドラインを海外で初めて適用する事例として、モニタリングに関するパイロットプロジェクトを立ち上げます。
-
インドネシアのモニタリング能力の向上のための研修を日本で実施します。
-
パイロットプロジェクトを通じて得られた情報に基づき、マニュアルの発展に向けた意見交換を行います。
(3)ASEAN+3における協力
- 海洋ごみに関する現状や優良な取組事例を共有するためのワークショップを共同で開催することに合意しました。
- ASEAN各国における海洋ごみの国別行動計画の策定を支援するプログラムを、両国がリードして実施することを確認しました。
- これらの結果をASEAN+3で共有・展開していくことを確認しました。
(参考)海洋ごみモニタリングに関する実施取決めについて
令和元年6月26日、高橋地球環境審議官とインドネシア海事担当調整府サフリ次官との間で、海洋ごみモニタリングの分野における協力に関する実施取決めに合意しました。
具体的には、本年度より3年間で、インドネシアにおける海洋ごみのモニタリング共同調査を実施するほか、海洋ごみ調査手法の習得のための研修を日本で実施します。
添付資料
連絡先
環境省地球環境局国際連携課国際協力・環境インフラ戦略室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8248
- 室長杉本留三(内線 6765)
- 室長補佐梁瀬達也(内線 7782)