報道発表資料

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2009年01月30日
  • 総合政策

神栖市ABトラック外の北西地域における飲用井戸の調査結果等について(お知らせ)

 神栖市の地下水モニタリング孔(M1)周辺の飲用井戸97件の井戸水を分析した結果、いずれの井戸からもジフェニルアルシン酸は検出されなかったことをお知らせします。

1 経緯・概要

 昨年10月に実施した神栖市の秋季地下水調査において、ABトラック外の北西地域に設置したモニタリング孔1孔(M1孔)からジフェニルアルシン酸(DPAA)が検出されたこと(昨年12月11日発表)を受けて、M1孔から概ね200~300メートル圏内に設定した新たな飲用自粛範囲(別添図斜線部分)の全ての飲用井戸97件について、井戸水中のDPAA濃度の調査を実施しました。その結果、いずれの井戸からもDPAAは、検出されませんでした。

2 ジフェニルアルシン酸の調査結果などについて

(1)調査対象範囲
別添図斜線部分の飲用井戸
(2)調査結果等
・採水日
:平成20年12月16日から25日
・採水件数
:飲用井戸97件
・結果
:全ての飲用井戸においてDPAAは不検出※1でした。
 なお、本調査を行った飲用井戸1件から0.011mg/リットル(ヒ素換算値)の総ヒ素が検出されました。※2
※1
 DPAAの不検出とは、定量下限値(0.001 mg/リットル(ヒ素換算値))未満のことをいう。
※2
 総ヒ素の環境基準は、0.01mg/リットル(ヒ素換算値)以下である。なお、この数値は、生涯にわたる連続的な摂取をしても、人の健康に影響が生じない水準を基として設定された値である。

3 今後の対応について

 ABトラック及びその北西から南西地域について、引き続き定期的な地下水モニタリングを実施し、汚染状況の監視を行うこととしています。
 また、現在の飲用自粛範囲について、今後のモニタリング結果等に基づき安全性の確保ができるまで、引き続き井戸水の飲用等の自粛をお願いすることとします。

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課環境リスク評価室
代表 TEL 03(3581)3351
室長 塚本 直也(内線6340)
室長補佐 筒井 誠二(内線6341)
専門官 松村 達夫(内線6345)
環境専門調査員 土弘 道夫(内線6342)

茨城県
代表 TEL 029(301)1111
保健福祉部生活衛生課長 村山 正利
課長補佐 時野谷 浩(内線3428)
保健福祉部保健予防課長 青山 充
課長補佐(技術総括) 細田 孝子(内線3231)
生活環境部環境対策課長 礒 和佳
生活環境部水環境室室長補佐 三好 隆(内線2964)

神栖市生活環境部環境課
代表 TEL 0299(90)1111
課長 野口 正信(内線540)
地下水汚染対策室室長 猿田 俊治(内線546)

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