報道発表資料
環境省は、4日、「(仮称)留寿都風力発電事業環境影響評価準備書」(インベナジー・ジャパン合同会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、北海道虻田郡留寿都村において、最大で総出力75,600kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、(1) バードストライク調査等の事後調査を適切に実施し、接触等の影響が認められた場合は、専門家等の助言を踏まえて追加的な環境保全措置を講ずること、(2) 風力発電設備等の配置等については、自治体等の関係機関の意見を十分勘案し、地域住民等に対し、誠意を持って丁寧かつ十分な説明を行うこと等を求めている。
本事業は、北海道虻田郡留寿都村において、最大で総出力75,600kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、(1) バードストライク調査等の事後調査を適切に実施し、接触等の影響が認められた場合は、専門家等の助言を踏まえて追加的な環境保全措置を講ずること、(2) 風力発電設備等の配置等については、自治体等の関係機関の意見を十分勘案し、地域住民等に対し、誠意を持って丁寧かつ十分な説明を行うこと等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※について、経済産業大臣からの照会に対して経済産業大臣に意見を述べることができる。
本件は、北海道で実施予定の「(仮称)留寿都風力発電事業環境影響評価準備書」について、この手続に沿って意見を提出するものである。
今後、事業者は、環境大臣及び関係自治体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。
※環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。
2.事業の概要
・事業者 インベナジー・ジャパン合同会社
・事業位置 北海道虻田郡留寿都村(対象事業実施区域面積 約476ha)
・出力 最大75,600kW(4,200kW×18基)
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
【方法書の手続】
・縦覧 平成29年1月20日~平成29年2月20日(住民意見53件※)
・北海道知事意見提出 平成29年8月1日
・経済産業大臣勧告 平成29年8月31日
【準備書の手続】
・縦覧 平成30年8月10日~平成30年9月10日(住民意見97件※)
・北海道知事意見提出 平成31年2月26日
・環境大臣意見提出 平成31年3月4日
※環境の保全の見地からの意見の件数
添付資料
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8237
- 室長坂口芳輝(内線 6231)
- 室長補佐鈴木清彦(内線 6233)
- 担当工藤美紀男(内線 6253)