報道発表資料
環境省は、22日、秋田県で計画されている「かたつむり山発電所(仮称)設置計画計画段階環境配慮書」(小安地熱株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、秋田県湯沢市において、総出力15,000kW級の地熱発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、(1)事業が栗駒国定公園内で実施されることから、動物、植物、生態系、景観及び人と自然との触れ合いの活動の場への影響を回避又は極力低減すること、また、国定公園の自然環境等へ配慮した計画となるよう、秋田県と今後十分に調整すること、(2)温泉等への影響については、十分に解明されていない点もあることから、調査、予測及び評価等に当たっては、最新の知見等を反映すること、また、環境監視を行い、影響が確認された場合は、温泉への影響を回避する措置を講じること等を求めている。
本事業は、秋田県湯沢市において、総出力15,000kW級の地熱発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、(1)事業が栗駒国定公園内で実施されることから、動物、植物、生態系、景観及び人と自然との触れ合いの活動の場への影響を回避又は極力低減すること、また、国定公園の自然環境等へ配慮した計画となるよう、秋田県と今後十分に調整すること、(2)温泉等への影響については、十分に解明されていない点もあることから、調査、予測及び評価等に当たっては、最新の知見等を反映すること、また、環境監視を行い、影響が確認された場合は、温泉への影響を回避する措置を講じること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の地熱発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である小安地熱株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
2.事業の概要
・事業者 小安地熱株式会社
・事業位置 秋田県湯沢市(事業実施想定区域面積 約48.4ha)
・出力 15,000kW級
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・平成31年1月10日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・平成31年2月22日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
添付資料
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8237
- 室長坂口芳輝(内線 6231)
- 室長補佐鈴木清彦(内線 6233)
- 担当若松佳紀(内線 6248)