報道発表資料
1.共同プロジェクト推進の背景
近年、海洋ごみによる海洋環境の汚染が進行し、生態系や人への影響も懸念されており、対策が急務となっています。我が国は、国際社会でリーダーシップを発揮し、これらの問題解決に取り組むことが求められています。
環境省と日本財団は、これらの問題解決に向けて、現在、それぞれ以下の取組を実施しております。
①環境省「Plastics Smart(プラスチック・スマート)」キャンペーンの推進
環境省では、海洋プラスチックごみ問題の解決に向けた取組として、不必要なワンウェイのプラスチック排出抑制や分別回収の徹底など、"プラスチックとの賢い付き合い方"を全国的に推進し、取組を国内外に発進する「Plastics Smart」キャンペーンを2018年10月に立ち上げました。
②日本財団「Change for the Blue(チェンジ・フォー・ザ・ブルー)」の推進
日本財団では、国民の一人ひとりが海ごみの問題を自分ごと化し、"これ以上海にごみを出さない"という社会全体の意識を高めるため、「海と日本プロジェクト」を基盤とした産官学民が協力し合う取組「Change for the Blue」を2018年11月より推進しています。
このように、環境省と日本財団は、海洋ごみ問題を解決するという目標を共有しておりますが、このたび、海洋環境保全に向けた機運をさらに盛り上げるため、以下の通り連携することとしました。
2.共同実施する3つの取組
今後、環境省と日本財団は、連携して以下3つの取組を実施いたします。
①「海ごみゼロウィーク」
5月30日(ごみゼロの日)から6月5日(環境の日)を経て6月8日(世界海洋デー)前後の期間を"海ごみゼロウィーク"と定め、海洋ごみ削減に向けた全国一斉清掃活動への参加を、全国の個人、団体、企業、自治体等に広く呼びかけます。参加に当たっては、2019年3月上旬開設予定の特設ウェブサイトに登録していただきます。
②「海ごみゼロアワード」
海洋ごみ対策の取組を募集し、優良事例を表彰し、国内外に発信します。応募受付用ウェブサイトは2019年2月18日に開設します。
(URL: http://uminohi.jp/umigomizero_award2019/)
③「海ごみゼロ国際シンポジウム」
2019年6月に日本で開催される「G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」では、海洋ごみ問題が取り上げられる見込みです。このような機運を捉え、6月中旬に、海洋ごみ対策に関する国際シンポジウム「海ごみゼロ国際シンポジウム」を開催します。同シンポジウムでは、「海ごみゼロアワード」表彰式の開催や、国内の活動や取組等の紹介をし、国内外に発信します。
開催日:2019年6月中旬/ 場所: 笹川平和財団ビル・国際会議場
【日本財団事業に関するお問合せ先】
公益財団法人 日本財団海洋事業部
海洋チーム 宇田川 貴康 (電話:080-4131-9893)
海洋チーム 勝俣 創介 (電話:070-3545-7814)
添付資料
- 【別添1】海ごみゼロウィーク [PDF 1.2 MB]
- 【別添2】海ごみゼロアワード [PDF 1.7 MB]
- 【別添3】海ごみゼロ国際シンポジウム [PDF 989 KB]
- 【別添4】海ごみゼロアワード募集要項 [PDF 230 KB]
連絡先
環境省水・大気環境局水環境課海洋環境室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-9025
- 室長中里靖(内線 6630)
- 室長補佐矢野克典(内線 6631)
- 係員髙尾珠樹(内線 6632)