報道発表資料

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2019年02月22日
  • 総合政策

(仮称)茨城風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

 環境省は、22日、福島県、茨城県で実施予定の「(仮称)茨城風力発電事業環境影響評価準備書」(インベナジー・ジャパン合同会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 本事業は、福島県東白川郡矢祭町及び塙町並びに茨城県常陸太田市、高萩市及び北茨城市において、最大で総出力60,000kWの風力発電所を設置するものである。
 環境大臣意見では、(1) 騒音及び風車の影の影響について、環境保全措置の更なる検討を行った上で、適切に事後調査等を実施し、その結果、環境影響が十分に低減できていないと判断された場合には、追加的な環境保全措置を講ずること、(2) 風力発電設備の配置並びに輸送経路及び工事用・管理用道路の線形を適切に見直し、擁壁等の構造物の活用等を図ることで、切土量及び盛土量を可能な限り少量化し、これら区域の土地の改変を回避又は極力低減するよう努めること等を求めている。

1.背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※について、経済産業大臣からの照会に対して経済産業大臣に意見を述べることができる。
 本件は、福島県及び茨城県で実施予定の「(仮称)茨城風力発電事業環境影響評価準備書」について、この手続に沿って意見を提出するものである。
 今後、事業者は、環境大臣及び関係自治体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。

※環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。

2.事業の概要

  ・事業者   インベナジー・ジャパン合同会社

  ・事業位置  福島県東白川郡矢祭町及び塙町並びに茨城県常陸太田市、高萩市及び北茨城市

         (対象事業実施区域面積 約926ha)

  ・出力    最大60,000kW(4,200kW×19基)

3.環境大臣意見

別紙のとおり。

(参考)環境影響評価に係る手続

 【配慮書の手続】

   ・縦覧        平成27年9月15日~平成27年10月19日(住民意見6件※)

   ・福島県知事意見提出 平成27年12月3日

   ・茨城県知事意見提出 平成27年12月8日

   ・環境大臣意見提出  平成27年11月20日

 【方法書の手続】

   ・縦覧        平成28年6月16日~平成28年7月19日(住民意見16件※)

   ・福島県知事意見提出 平成28年11月11日

   ・茨城県知事意見提出 平成28年7月6日

   ・経済産業大臣勧告  平成28年12月9日

 【準備書の手続】

   ・縦覧        平成30年7月18日~平成30年8月20日(住民意見13件※)

   ・福島県知事意見提出 平成31年1月24日

   ・茨城県知事意見提出 平成31年2月1日

   ・環境大臣意見提出  平成31年2月22日

※環境の保全の見地からの意見の件数

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8237
  • 室長坂口芳輝(内線 6231)
  • 室長補佐鈴木清彦(内線 6233)
  • 担当松浦 航(内線 6239)
  • 担当親川友貴(内線 6209)

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