報道発表資料
本事業は、千葉県市原市の姉崎火力発電所敷地内において、既設の1~4号機を廃止し、既設の燃料油タンク撤去跡地に、新たに天然ガスを燃料とする総出力195万kW(65万kW×3)の火力発電所(新1~3号機)を新設するものである。
本意見では、事業者である株式会社JERAに対し、エネルギーの使用の合理化等に関する法律に基づくベンチマーク指標の遵守、取組内容の評価書への記載、達成状況の自主的公表、達成できないと判断した場合の事業見直しの検討等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力11.25万kW以上の火力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。本件は、この手続に沿って意見を提出するものである。
今後、事業者である株式会社JERAには、環境大臣及び関係自治体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続と環境保全の実施が求められる。
※環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。
2.事業の概要
・名称 (仮称)姉崎火力発電所新1~3号機建設計画
・事業者 株式会社JERA
・計画位置 千葉県市原市
・燃料 天然ガス
・発電方式 ガスタービン及び汽力
・出力 195万kW(65万kW×3基)
・工事開始時期 2019年11月(予定)
・運転開始時期 新1号機 2023年2月(予定)
新2号機 2023年4月(予定)
新3号機 2023年8月(予定)
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
【配慮書の手続】
・縦覧 平成28年10月7日~平成28年11月7日(住民意見0件※)
・千葉県知事意見提出 平成28年12月7日
・環境大臣意見提出 平成28年12月9日
・経済産業大臣意見提出 平成28年12月16日
【方法書の手続】
・縦覧 平成29年5月12日~平成29年6月12日(住民意見45件※)
・千葉県知事意見提出 平成29年10月6日
・経済産業大臣の通知 平成29年10月23日(勧告なし)
【準備書の手続】
・縦覧 平成30年7月11日~平成30年8月10日(住民意見16件※)
・千葉県知事意見提出 平成31年1月10日
・環境大臣意見提出 平成31年2月15日
※環境の保全の見地からの意見の件数
添付資料
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8237
- 室長坂口芳輝(内線 6231)
- 室長補佐鈴木清彦(内線 6233)
- 担当切川卓也(内線 6238)