新宿御苑における環境配慮型屋外液晶デジタルサイネージの設置について

＜大日本印刷株式会社同時発表＞

１．背景

　新宿御苑は旧皇室庭園として、昭和24年より一般に公開されて以降、多くの来園者が利用しており、近年では訪日旅行者の増加に伴い、平成29年度には250万人の来園者数を記録し、その約半数が外国人来園者であるため、外国人向けの園内案内看板の多言語化が急務です。

また、新宿御苑は東京都（新宿区・渋谷区）の広域避難場所となっており、近年増加する地震などの災害に対して、災害情報や避難場所等のタイムリーな情報を多言語で発信することも求められています。

そこで、災害時停電状態でも太陽光発電で情報発信が可能なデジタルサイネージの開発を行っているDNPと連携し、実証実験を行うこととなりました。

２．実施概要

　①環境配慮型屋外液晶デジタルサイネージの概要（画像等は別添資料参照）

　　・商用電源が必要なく太陽光発電のみでデジタルサイネージを稼働し、停電状態でも災害情報や避難場所等の情報をリアルタイムで表示が可能。

　②実証実験の実施内容

　　・今回の実証では、通常時には外国人を含めた新宿御苑の来園者に対し、新宿御苑内の施設概要や見どころ、新宿エリアの天気予報等の情報を多言語で表示。

　　・地震発生時には緊急地震速報を多言語化表示、地震の状況や避難場所等の情報を提供

　③実証期間：平成31年2月～7月

　④設置場所：新宿御苑中央休憩所付近

【別添資料】環境配慮型サイネージ（仕様）.pdf