報道発表資料

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2019年01月18日
  • 総合政策

(仮称)北海道(道南地区)ウィンドファーム島牧に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

 環境省は、18日、北海道で計画されている「(仮称)北海道(道南地区)ウィンドファーム島牧計画段階環境配慮書」(三浦電機株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 本事業は、北海道島牧郡島牧村において、最大で総出力130,000kW程度の風力発電所を設置する事業である。
 環境大臣意見では、(1) 本事業の事業実施想定区域は、他事業者が計画する区域と重複していることから、速やかに当該事業者と協議・調整等を行い、方法書及びそれ以降の手続において適切な対象事業実施区域を設定した上で環境影響評価を実施すること、(2) 既存の風力発電設備等に関するこれまでの調査等から明らかになっている情報及び環境影響評価図書等の公開情報の収集や他事業者との情報交換等に努め、累積的な影響について、適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、風力発電設備等の配置等を検討すること、(3) 風力発電設備等を住居等から離隔すること等により、騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、(4) 風力発電設備への衝突事故や移動経路の阻害等による鳥類への重大な影響を回避するため、専門家等からの助言を踏まえた適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえた環境保全措置を講ずること等を求めている。

1.背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
 今後、経済産業大臣から事業者である三浦電機株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。



※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。

2.事業の概要

・事業者  三浦電機株式会社

・事業位置 北海道島牧郡島牧村(事業実施想定区域面積 約980ha)

・出力   130,000kW程度(4,200kW級 × 最大31基)

3.環境大臣意見

別紙のとおり。



(参考)環境影響評価に係る手続

 ・平成30年12月4日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会

 ・平成31年1月18日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8237
  • 室長坂口芳輝(内線 6231)
  • 室長補佐鈴木清彦(内線 6233)
  • 担当中島周三(内線 6248)

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