報道発表資料
・調査の性格:環境庁の示した「暫定指導指針」に基づき、平成10年度に都道府県において実施されたゴルフ場で使用される農薬についての水質調査の結果を環境庁において取りまとめたもの。
・調査の結果:1,907か所のゴルフ場を対象に延べ約11万検体について水質調査を実施。そのうち指針値を超過したのは2検体。
・今後の対応:引き続き「暫定指導指針」に基づき、都道府県と協力して、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止のため、指導を行っていく。
・調査の結果:1,907か所のゴルフ場を対象に延べ約11万検体について水質調査を実施。そのうち指針値を超過したのは2検体。
・今後の対応:引き続き「暫定指導指針」に基づき、都道府県と協力して、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止のため、指導を行っていく。
1.経緯
環境庁は、平成2年5月に、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁を未然に防止するため、ゴルフ場で使用される農薬に係る水質調査の方法やゴルフ場の排水口での遵守すべき農薬濃度目標(指針値)等を定めた「ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防
止に係る暫定指導指針」(以下「暫定指導指針」という。)を都道府県に通知した。以降、各都道府県において、同指針に基づき所要の調査、指導が行われている。環境庁は、この水質調査結果について、平成2年度以降、毎年都道府県から報告を求めている。
2.平成10年度に都道府県において実施されたゴルフ場排水口等における水質調査結果
<調査結果の概要>
{1} 調査結果の報告があった都道府県 | 47 |
{2} 調査対象となったゴルフ場 | 1,907か所 |
{3} 調査対象農薬数 | 計35種類 |
{4} 総検体数 | 約11万検体 |
{5} 検出状況 | 農薬別検出濃度範囲等(別表) 指針値超過 2検体(ブタミホス(除草剤)、メコプロップ(除草剤 )) |
{6} 過去の調査結果との比較 |
調査対象 ゴルフ場総数 |
調査対象 農薬数 |
総検体数 | 指針値超過検体数 (B) |
指針値超過比率 (B/A)(%) |
|
平成7年度 | 1,937 | 30 | 108,563 | 1 | 0.0009 |
平成8年度 | 1,984 | 30 | 102,846 | 1 | 0.0010 |
平成9年度 | 1,990 | 35 | 120,774 | 5 | 0.0041 |
平成10年度 | 1,907 | 35 | 112,683 | 2 | 0.0018 |
注)環境庁では、平成9年4月に暫定指導指針の改正を行い、新たに5農薬について指針値を設定したため、平成9年度以降はこれら5農薬を含む35農薬について調査を行っている。
3.暫定指導指針における指針値を超過した事例への対応について
指針値を超過した調査事例については、その原因の究明及び対策の指導が行われ、その後の調査では指針値を超過していないことを確認している。
添付資料
- 連絡先
- 環境庁水質保全局土壌農薬課
課 長 :西尾 健 (6650)
課長補佐 :鈴木 伸男 (6651)
農薬専門官 :広瀬 誠 (6656)
担 当 :久保 善哉 (6656)