報道発表資料
環境省は、21日、北海道で実施予定の「新苫前ウィンビラ発電所(仮称)環境影響評価準備書」に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、電源開発株式会社が、北海道苫前郡苫前町において、既設の定格出力1,650kW又は1,500kWの風力発電設備19基(総出力30,600kW)について、既設の風力発電設備を全て撤去し、総出力は増加させずに、定格出力4,300kWの風力発電設備8基に建て替える事業である。
環境大臣意見では、(1) 本事業の建て替え対象となっている風力発電設備においてオジロワシのバードストライクが発生したこと等も勘案し、専門家等の助言を踏まえ、配置の変更や区域の見直しを含む事業計画の見直しを行うこと、(2)騒音等及び風車の影による影響に関しては、適切に環境監視を実施し、その結果、影響が十分に低減できていないと判断された場合には、稼働停止等を含む追加的な環境保全措置を講ずること等を求めている。
本事業は、電源開発株式会社が、北海道苫前郡苫前町において、既設の定格出力1,650kW又は1,500kWの風力発電設備19基(総出力30,600kW)について、既設の風力発電設備を全て撤去し、総出力は増加させずに、定格出力4,300kWの風力発電設備8基に建て替える事業である。
環境大臣意見では、(1) 本事業の建て替え対象となっている風力発電設備においてオジロワシのバードストライクが発生したこと等も勘案し、専門家等の助言を踏まえ、配置の変更や区域の見直しを含む事業計画の見直しを行うこと、(2)騒音等及び風車の影による影響に関しては、適切に環境監視を実施し、その結果、影響が十分に低減できていないと判断された場合には、稼働停止等を含む追加的な環境保全措置を講ずること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※について、経済産業大臣からの照会に対して経済産業大臣に意見を述べることができる。
本件は、北海道で実施予定の「新苫前ウィンビラ発電所(仮称)環境影響評価準備書」について、この手続に沿って意見を提出するものである。
今後、事業者は、環境大臣及び関係自治体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。
※環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。
2.事業の概要
・事業者 電源開発株式会社
・事業位置 北海道苫前郡苫前町(対象事業実施区域面積 約88.2ha)
・出力 最大30,600kW(4,300kW×8基)
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
【方法書の手続】
・縦覧 平成24年3月30日~平成24年5月2日(住民意見0件※)
・経済産業大臣勧告 平成24年11月30日
【準備書の手続】
・縦覧 平成30年6月12日~平成30年7月27日(住民意見件51件※)
・北海道知事意見提出 平成30年12月4日
・環境大臣意見提出 平成30年12月21日
※環境の保全の見地からの意見の件数
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8237
室長 坂口芳輝 (内6231)
室長補佐 鈴木清彦 (内6233)
担当 泉 知行 (内7236)
松浦 航 (内6239)