報道発表資料
環境省は、30日、長野県で計画されている「都市計画道路伊駒アルプスロード線に係る環境影響評価書」(長野県)に対する環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。
本事業は、長野県が、長野県駒ヶ根市を起点とし、同県伊那市を終点とする約11.6kmの一般国道を整備するものである。
環境大臣意見では、(1)帯水層が分布する地層の切土によりトンネル部分を施工することよる地下水等への影響について、専門家等の意見を踏まえて環境保全措置を実施すること、(2)重要な地形及び地質である天竜川右岸の河岸段丘と新期断層の地形の改変に当たっては、専門家等の意見を聴取し、影響を極力軽減すること等を求めている。
本事業は、長野県が、長野県駒ヶ根市を起点とし、同県伊那市を終点とする約11.6kmの一般国道を整備するものである。
環境大臣意見では、(1)帯水層が分布する地層の切土によりトンネル部分を施工することよる地下水等への影響について、専門家等の意見を踏まえて環境保全措置を実施すること、(2)重要な地形及び地質である天竜川右岸の河岸段丘と新期断層の地形の改変に当たっては、専門家等の意見を聴取し、影響を極力軽減すること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法では、4車線以上・10km以上の一般国道の設置・改良の工事を対象事業としており、環境大臣は、環境影響評価書(※)について、国土交通大臣からの照会に対して意見を述べることができる。本件は、都市計画道路伊駒アルプスロード線に係る環境影響評価書について、この手続きに沿って意見を提出するものである。
今後、国土交通省関東地方整備局長から事業者である長野県に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者である長野県は、意見の内容を検討し、必要に応じて見直した上で評価書を確定し、公告縦覧等を行うこととなる。
※環境影響評価書:環境影響評価の結果について記載した準備書に対する意見を踏まえて、必要に応じてその内容を修正した文書。
2.事業の概要
・事業者 長野県
・事業位置 伊那市、駒ヶ根市、宮田村
・事業規模 4車線・約11.6㎞
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
【配慮書の手続】
・縦覧 平成27年10月29日~平成27年12月14日(住民意見4件※)
・長野県知事意見提出 平成27年12月28日
【方法書の手続】
・縦覧 平成28年5月30日~平成28年6月29日(住民意見2件※)
・長野県知事意見提出 平成28年9月13日
【準備書の手続】
・縦覧 平成30年3月12日~平成30年4月12日(住民意見88件※)
・長野県知事意見提出 平成30年8月30日
【評価書の手続】
・平成30年10月16日 国土交通大臣から環境大臣に意見照会
・平成30年11月30日 環境大臣から国土交通大臣に意見提出
※環境の保全の見地からの意見の件数
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8237
室長 坂口芳輝 (内6231)
室長補佐 鈴木清彦 (内6233)
担当 一村道明 (内6253)
切川卓也 (内6238)