報道発表資料

この記事を印刷
1997年10月09日

環境研修センター「国際研修棟」及び「宿泊棟」の竣工について

環境庁では、国際環境協力の推進のため、開発途上国に派遣する環境専門家の体系的な養成を図ることとし、環境研修センターにおいて平成8年春から「国際研修棟」及び「宿泊棟」の建設を進めてきたが、このほど竣工することとなった。
 この国際研修棟は、「率先実行計画」を率先垂範すべく環境に配慮した構造、手法等を最大限採用しており、環境配慮型の施設のモデル事例として研修教材、環境教育教材となるよう太陽光発電システムを採用するなど、環境負荷の削減に特に配慮して建設したものである。
 当環境研修センターでは、竣工を記念し、10月16日(木)に竣工式及び施設公開を行うこととした。
1.竣工式
   日  時 平成9年10月16日(木)11時~11時30分
   場  所 環境研修センター「国際研修棟、大セミナー室(3階)」

2.施設見学  平成9年10月16日(木)11時30分~12時

3.施設の概要

(1)国際研修棟
構造規模 鉄筋コンクリート造3階建(一部4階建)
延べ床面積   1,956平方メートル
主な施設 ・大セミナー室 視聴覚設備を利用した講義等
(80人収容・国際会議システム整備)
・中セミナー室 インターネットを利用した情報収集実習
(コンピューター配置)
・小セミナー室 少人数演習(20人収容・2室に分割使用可)
・分析室 分析実習(分析機器整備)
・ワークショップ室 技術応用実習(工作機器等整備)
・恒温恒湿室(2室) 分析測定実習(開発途上国の環境条件下に室内の温湿度を設定)
・図書室 図書閲覧(読書コーナー、検索システム整備)
・視聴覚室 映像情報の視聴(映像ブース5席整備)

(2)宿泊棟
構造規模 鉄筋コンクリート造5階建
延べ床面積   1、427平方メートル
主な施設 ・宿泊室 42室(合計120室・個室化)
・特別宿泊室  2室 (身体障害者用、女性講師用)
・集会室  
・学習室  
・体育ホール 卓球室及びラウンジ

(3)主な環境配慮施設
国際研修棟 ・太陽光発電システム
・パッシブソーラーシステム
・自然採光(トップライト、
         ハイサイドライト)
・可動庇
・外壁の断熱
・屋上緑化
・雨水貯留利用システム
(共 通)
・ソーラー外灯
・ソーラー自動販売機
・透水性舗装
宿 泊 棟 ・太陽熱給湯システム
・自然採光(トップライト)
・雨水貯留利用システム

4.工事費   約17億2千万円
連絡先
環境庁国立環境研究所環境研修センター
研修企画官 藤田 八暉
 庶務課長  植木  謙
 (電話.0429-94-9303)

環境庁企画調整局環境研究技術課
課   長 石川 明彦(6240)
 課長補佐 山本 秀正(6242)