報道発表資料

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2018年11月16日
  • 総合政策

(仮称)国東市国見風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

 環境省は、16日、大分県で計画されている「(仮称)国東市国見風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(合同会社NWE-09インベストメント)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 本事業は、大分県国見市において、最大で総出力45,000kWの風力発電所を設置する事業である。
 環境大臣意見では、(1) 適切な環境影響評価及び環境配慮を行うために必要な体制の整備・強化を引き続き行うこと、(2) 風力発電設備等を住居から離隔することで、騒音等や風車の影による影響を回避又は極力低減すること、(3) フォトモンタージュを作成し、垂直見込角、主要な眺望方向や水平視野も考慮した客観的な予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、重要な景観への影響を回避又は極力低減すること。また、事業計画の具体化及び調査等に当たっては、関係者の意見を踏まえ、十分な協議・調整を行うこと等を求めている。

1.背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
 今後、経済産業大臣から事業者である合同会社NWE―09インベストメントに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。

※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。

2.事業の概要

・事業者  合同会社NWE-09インベストメント

・事業位置 大分県国見市(事業実施想定区域面積 約289ha)

・出力   最大45,000kW(4,500kW級×10基程度)

3.環境大臣意見

別紙のとおり。

(参考)環境影響評価に係る手続

 ・平成30年10月9日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会

 ・平成30年11月16日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出

添付資料

連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表   03-3581-3351
直通   03-5521-8237
室長   坂口芳輝 (内6231)
室長補佐 鈴木清彦 (内6233)
担当   小野翔太郎(内6239)

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