報道発表資料
環境省は、16日、三重県で計画されている「(仮称)ウィンドファーム津芸濃事業に係る計画段階環境配慮書」(株式会社グリーンパワーインベストメント)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、三重県津市及び伊賀市において、最大で総出力48,000kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、(1) 砂防指定地等が存在しており、土地の改変に慎重を要する地域であることから、関係行政機関等と十分な協議・調整を行った上で、改変を想定しない範囲を対象事業実施区域から除外し、実現可能な事業計画を検討すること、(2) 環境影響評価図書等の公開情報及び本事業者が計画する事業における調査結果の活用や他事業者との情報交換等に努め、累積的な影響について適切な予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、風力発電設備等の配置等を検討すること、(3) 風力発電設備等を住居から離隔すること等により、騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は低減すること等を求めている。
本事業は、三重県津市及び伊賀市において、最大で総出力48,000kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、(1) 砂防指定地等が存在しており、土地の改変に慎重を要する地域であることから、関係行政機関等と十分な協議・調整を行った上で、改変を想定しない範囲を対象事業実施区域から除外し、実現可能な事業計画を検討すること、(2) 環境影響評価図書等の公開情報及び本事業者が計画する事業における調査結果の活用や他事業者との情報交換等に努め、累積的な影響について適切な予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、風力発電設備等の配置等を検討すること、(3) 風力発電設備等を住居から離隔すること等により、騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は低減すること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である株式会社グリーンパワーインベストメントに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
2.事業の概要
・事業者 株式会社グリーンパワーインベストメント
・事業位置 三重県津市及び伊賀市(事業実施想定区域面積 約279.4ha)
・出力 最大48,000kW(3,000kW級×16基程度)
3.環境大臣意見
別紙のとおり
(参考)環境影響評価に係る手続
・平成30年10月2日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・平成30年11月16日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8237
室長 坂口芳輝 (内6231)
室長補佐 鈴木清彦 (内6233)
担当 小野翔太郎(内6239)