報道発表資料
このたび、先導的な低炭素技術を有する設備・機器等に関して、科学技術的・客観的観点から情報を整理するため、業界団体等より情報を収集し、また有識者からも御意見をいただきながら、平成30年6月11日(月)付の「平成30年度L2-Techに関する設備・機器等の提案募集について」によるご提案を反映し、「平成30年度L2-Techリスト」及び「2018年度L2-Tech水準表(素案)」としてまとめたので、公表します。
同時に、L2-Tech製品認証に向けて各方面から情報をいただきながら精査を進めるため、「2018年度L2-Tech水準表(素案)」に対する御意見を広く募集します。期間は平成30年11月9日(金)より11月26日(月)までです。
1.背景
環境省では、エネルギー起源二酸化炭素の排出削減に最大の効果をもたらすL2-Tech※の普及促進を進めています。
これは、二酸化炭素排出削減につながる先導的低炭素技術に関する情報を整備しようというものです。また、国内外に発信して技術を導入する際の参考としていただき、大幅なエネルギー起源二酸化炭素の排出削減を推進し、低炭素社会の構築を目指そうというものです。
パリ協定を踏まえて、2050年までに80%の温室効果ガス排出削減を実現するためには、エネルギー起源二酸化炭素の排出が極めて少ない、低炭素技術の普及・導入を大胆に進める必要があります。
平成26年度より、L2-Tech情報の体系的な整理を行い、平成27年度からは認証制度として、最高効率を有する設備・機器等について「L2-Tech認証製品一覧」としてまとめ、情報発信、普及を推進しています。
※先導的(Leading)な低炭素技術(Low-carbon Technology)
2.平成30年度L2-Techリスト及び2018年度L2-Tech水準表(素案)の内容
リスト及び水準表は、A 産業・業務(業種共通)、B 産業(業種固有の製造設備等)、C 運輸、D 家庭、Eエネルギー転換、F 廃棄物処理・リサイクルの6領域について、設備・機器等の説明、指標の説明、L2-Tech水準(実現されている最高効率の数値)などの情報を網羅的に整理し、毎年情報の更新をしています。
○L2-Techリスト
環境省が二酸化炭素排出削減に重要と考える設備・機器等のカテゴリーを掲載したもの
○L2-Tech水準表
L2-Techリストの中で商用化されている設備・機器等の最高性能をL2-Tech水準として表示したもの
3.意見募集の趣旨
「2018年度 L2-Tech水準表(素案)」は、平成30年度に収集した情報をもとに、水準表の作成方針に沿って取りまとめたもので、「2018年度L2-Tech製品認証」の審査基準となる「2018年度L2-Tech水準表(確定版)」作成に向け、御意見を募集します。
今後も、引き続き基礎情報の収集を継続し、「2018年度L2-Tech水準表(確定版)」、「2018年度 L2-Tech認証製品一覧」を公表する予定です。こうした取組を通じてリストの充実を図りながら、環境省の技術導入支援、技術開発・実証事業等の施策に活用していくために御意見を募集する運びとなりました。
4.意見募集期間
平成30年11月9日(金)~11月26日(月)
5.意見提出方法
添付資料5の意見提出用紙に氏名、連絡先、本件への御意見を御記入の上、平成30年度L2-Tech事務局 (l2-tech@tohmatsu.co.jp)にお送りください。
※電子メールの件名は「2018年度L2-Tech水準表(素案)に対する意見」と記載してください。
※意見提出用紙は添付してお送りください。
6.参考
L2-Techに関する関連情報については、以下のホームページに掲載しています。
○「L2-Tech情報プラットフォーム」
添付資料
- 資料1 「平成30年度L2-Techリスト」 [PDF 1.3 MB]
- 資料2 「平成30年度L2-Techリスト」の主な変更点 [PDF 63 KB]
- 資料3 「2018年度L2-Tech水準表(素案)」 [PDF 2.0 MB]
- 資料4 「2018年度L2-Tech水準表(素案)」の意見募集について [PDF 114 KB]
- 資料5 「2018年度L2-Tech水準表(素案)」に対する意見提出用紙 [DOC 45 KB]
- 連絡先
- 環境省地球環境局地球温暖化対策課地球温暖化対策事業室
直通 03-5521-8339
代表 03-3581-3351
室長 相澤 寛史 (内線6771)
室長補佐 河田 陽平 (内線6769)
担当 中平 航太 (内線7775)