報道発表資料

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2018年10月03日
  • 地球環境

「マハトマ・ガンジー国際衛生会議」の結果について

 9月29日(土)から10月2日(火)、インド・ニューデリーにおいて、「マハトマ・ガンジー国際衛生会議」が開催され、我が国からは、伊藤忠彦環境副大臣が10月1日(月)の大臣級分科会に出席し、浄化槽による水質対策や環境衛生対策について発表を行いました。
 また、インド政府や本会議に参加した各国の閣僚と二国間のバイ会談を行い、環境協力について意見交換を行いました。

1.「マハトマ・ガンジー国際衛生会議:MGISC」について

(1)日程・場所

 2018年9月29日(土)~10月2日(火) 於 インド・ニューデリー

(2)主催

 インド飲料水・衛生省

(3)議論の概要

 MGISC は、2014年10月にモディ首相によって開始された「クリーン・インディア・ミッション」の取組を世界と共有するためにインド政府により開催されました。「クリーン・インディア」は、ガンジー生誕150周年である来年の10月までに、野外排せつを根絶させることを目標としており、今回の会議では、およそ50国の閣僚が集結し、衛生問題について意見交換を行いました。

 政府の「アジア健康構想」に基づき地域の水質対策や環境衛生対策に貢献するため、また、政府のインフラ海外展開戦略に基づき、浄化槽について諸外国への普及活動を行うため本会議に参加した伊藤副大臣は、10月1日に開催された大臣級分科会で、本会議開催に対する安倍晋三内閣総理大臣からのメッセージを代読するとともに、日本の浄化槽の優れた技術とその普及による衛生的メリットについて説明しました。各国から浄化槽に対する関心が示されました。

 最終日の10月2日に開かれたMGISCのメインイベントでは、モディ首相、グテーレス国連事務総長等が登壇し、本ミッションが「すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する」ことを目指す持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)6において重要であることを強調しました。

2.インド政府及び各国要人との会談

 伊藤副大臣は、本会議への出席を利用し、バラティ・インド飲料水・衛生大臣、シャルマ・インド環境・森林・気候変動副大臣、プーリー・インド住宅・都市大臣、バンバン・インドネシア国家開発企画庁長官等と個別に会談を行い、廃棄物管理や気候変動など環境協力について意見交換を行いました。

連絡先
環境省地球環境局国際連携課国際協力・環境インフラ戦略室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8248
室  長 杉本 留三(内 6765)
室長補佐 永長 大典(内 6764)
担  当 有馬 牧子(内 6766)