報道発表資料

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2018年10月18日
  • 総合政策

(仮称)大高山風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

 環境省は、18日、青森県で実施予定の「(仮称)大高山風力発電事業環境影響評価準備書」(株式会社石油輸送リース森山)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 本事業は、青森県西津軽郡鰺ヶ沢町において、最大で総出力76,000kWの風力発電所を設置するものである。
 環境大臣意見では、(1) 供用後に事後調査を適切に実施し、クマタカ等の重要な鳥類への重大な影響が認められた場合には、追加的な環境保全措置を講ずること、(2) 低騒音型の風力発電設備の採用及び稼働調整又は稼働停止等の環境保全措置を検討し、必要に応じて実施すること。また、近隣住民の生活環境への影響について環境監視を実施し、影響が懸念される場合には、追加的な環境保全措置を講ずること等を求めている。

1.背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※について、経済産業大臣からの照会に対して経済産業大臣に意見を述べることができる。
 本件は、青森県で実施予定の「(仮称)大高山風力発電事業環境影響評価準備書」について、この手続に沿って意見を提出するものである。
 今後、事業者は、環境大臣及び関係自治体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。

※環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測及び評価並びに環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。

2.事業の概要

 ・事業者   株式会社石油輸送リース森山

 ・計画位置  青森県西津軽郡鰺ヶ沢町(対象事業実施区域 約549ha)

 ・出力    最大76,000kW(3,800kW級×最大20基)

3.環境大臣意見

  別紙のとおり。

(参考)環境影響評価に係る手続

【配慮書の手続】

  ・縦覧        平成28年9月1日~平成28年9月26日(住民意見0件※)

  ・青森県知事意見提出 平成28年11月29日

  ・経済産業大臣意見  平成27年11月28日

【方法書の手続】

  ・縦覧        平成29年3月1日~平成29年3月31日(住民意見9件※)

  ・青森県知事意見提出 平成29年7月24日

  ・経済産業大臣勧告  平成29年8月25日

【準備書の手続】

  ・縦覧         平成30年4月26日~平成30年5月25日(住民意見1件※)

  ・青森県知事意見提出  平成30年10月16日

  ・環境大臣意見提出   平成30年10月18日

添付資料

連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表   03-3581-3351
直通   03-5521-8237
室長   坂口芳輝(内6231)
室長補佐 鈴木清彦(内6233)
担当   中島周三(内6209)

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