報道発表資料
署名式は、同日ネピドー市で開催された「日本・ミャンマー環境分野での協力に関する協力覚書署名式並びに廃棄物管理ワークショップ」の冒頭に行われました。署名式の後、伊藤環境副大臣とオン・ウィン大臣との間でバイ会談が開催され、今回署名をした覚書に基づき、包括的な協力を推進していくことを確認するとともに、廃棄物管理をはじめとする様々な分野での協力の方向性について意見交換を行いました。また、廃棄物管理ワークショップでは、廃棄物処理・リサイクル分野における我が国の制度・技術や地方自治体における取組、ミャンマー側の現状やマスタープラン等について発表がありました。
1.経緯
2015年からは二国間クレジット制度(JCM)による協力を進め、2016年には、ミャンマー側から、環境省と多分野での協力を進めていきたいとの意向が表明されました。このため、環境協力をより包括的に強化するため、本年1月には「第1回日本・ミャンマー環境政策対話」がネピドーで開催されました。その対話を受け、「日本国環境省とミャンマー天然資源環境保全省の間の環境分野での協力覚書」に伊藤環境副大臣及びオン・ウィン大臣が署名しました。
※2016年3月、ミャンマー連邦共和国環境保全林業省は同国の鉱業省を吸収し、天然資源・環境保全省となりました。
2.日時
平成30年8月20 日(月) 13:00~17:00
3.場所
ネピドー(ミャンマー)
4.主な出席者
(ミャンマー)オン・ウィン ミャンマー連邦共和国天然資源・環境保全大臣
(日本)伊藤忠彦環境副大臣、丸山市郎駐ミャンマー日本国特命全権大使、唐澤雅幸JICAミャンマー事務所長
(参考1)協力覚書の概要
1.目的
環境分野における相互協力を強化、促進、発展し、パリ協定との迅速かつ順調な実施のための行動と持続可能な開発目標の重要性を再確認すること。
2. 協力分野
(1) 大気汚染の防止
(2) 水質管理
(3) 気候変動、オゾン層の保護
(4) エコツーリズムの開発を含む生物多様性保全
(5) 廃棄物管理
(6) 環境教育及び普及啓発
(7) 環境影響評価
(8) 双方の決定に基づく上記以外の分野
3. 協力の形態
両省間での定期的な政策対話や研修を含む情報と専門知識の交換等の実施。
4. 期間
2018年8月20日より3年間
5. 覚書の全文
別添1(英語正文及び日本語仮訳)
(参考2)廃棄物管理ワークショップ
1.概要
廃棄物管理ワークショップでは、日本側からは環境省、福岡市、日本環境衛生施設工業会から廃棄物処理・リサイクル分野における我が国の制度・技術や地方自治体における取組、ミャンマー側からは天然資源・環境保全省、ヤンゴン市、マンダレー市から同国の廃棄物管理の現状やマスタープラン等について発表がありました。
2.ワークショップのアジェンダ
別添2(英語及び日本語)
添付資料
- 【別添1-1】日本・ミャンマー環境分野での協力に関する協力覚書(英語) [PDF 51 KB]
- 【別添1-2】日本・ミャンマー環境分野での協力に関する協力覚書(仮訳).doc [PDF 11 KB]
- 【別添2-1】ワークショップアジェンダ(英語) [PDF 119 KB]
- 【別添2-2】ワークショップアジェンダ(日本語) [PDF 8 KB]
- 連絡先
- 環境省地球環境局国際連携課国際協力・環境インフラ戦略室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8248
室 長 杉本 留三(内 6765)
室長補佐 永長 大典(内 6764)
担 当 有馬 牧子(内 6766)
環境省環境再生・資源循環局総務課循環型社会推進室
直通 03-5521-8336
課長補佐 栗栖 雅宜(内 6814)
担 当 湯本 徹也(内 7879)