報道発表資料
平成30年度東京湾環境一斉調査について、平成30年6月1日(金)から参加機関を募集したところ、7月23日(月)時点で139機関(重複除く)から応募をいただきました。調査の実施に当たり、各調査の内容及び参加機関数をお知らせいたします。
1.水質調査
・実施基準日 平成30年8月1日(水)(予備日 平成30年9月5日(水))
・調査内容 東京湾の海域又は流域河川において、次の項目等の調査を行う。
【海域】水温、塩分、溶存酸素量(DO)、化学的酸素要求量(COD)、透明度
【陸域】水温、流量、溶存酸素量(DO)、化学的酸素要求量(COD)、透視度
・参加機関数 130機関
2.生物調査
・実施期間 平成30年7月~9月
・調査内容 底生生物、魚類など各参加機関が実施する生物調査データを収集
・参加機関数 19機関
3.環境啓発活動等のイベントの実施
・実施期間 平成30年7月~9月
・活動内容 水質改善等に関する普及啓発活動を含むイベントの実施
・参加機関数 21機関
※ 調査・イベントの実施日・実施時期は目安であり、前後する可能性もあります。
4.取材の申込み
取材を御希望の方は、7月25日(水)15時までに下記申込先まで電話又はメールで御連絡ください。取材
内容に応じて、取材可能な参加機関を御紹介いたします。
【申込先】電話:03-3595-3635 E-mail:jcghtokyobay2018@mlit.go.jp
【担込当】海上保安庁海洋情報部環境調査課 高江洲、三枝、中村
5.結果の公表
東京湾環境一斉調査の結果については、平成31年3月末を目処に下記ウェブサイトに報告書を掲載する予
定です。過去の調査結果及び東京湾再生推進会議の活動についても同ウェブサイトを御参照ください。
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/TB_Renaissance/Monitoring/General_survey/index.htm
6.参考
(1)「東京湾再生推進会議」
平成13年12月に都市再生本部の都市再生プロジェクト(第三次決定)として、水質汚濁が慢性化している大都市圏の「海の再生」を図ることとされたことを受け、平成14年2月に関係省庁及び関係地方公共団体を構成員として設置されました。平成15年3月に策定された「東京湾再生のための行動計画」については、平成25年5月に本行動計画の期末評価を実施しました。また、平成25年からの「東京湾再生のための行動計画(第二期)」を策定し、引き続き取組を進めています。
なお、推進会議の下部機関として「幹事会」、「陸域対策分科会」、「海域対策分科会」、「モニタリング分科会」が設けられています。
(2)「九都県市首脳会議環境問題対策委員会水質改善専門部会」
平成元年6月の「首都圏環境宣言」を踏まえ、九都県市※(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市)が協調して取り組むべき方策を検討するため、平成元年11月に環境問題対策委員会のもとに設置されました。東京湾の水質改善に係る下水道の整備、富栄養化対策等に関する事項の調査、検討、情報交換等を行っています。
※ 平成元年当時は六都県市(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・横浜市・川崎市)
(3)「東京湾岸自治体環境保全会議」
昭和48年6月に開催された「東京湾を囲む都市の公害対策会議」において東京湾の環境保全と広域的対策を図るための早急な機構整備の必要性が提案されたことを機に、昭和50 年8月に設立されました。東京湾岸に面する1都2県16市1町6特別区の26自治体で構成され、住民への環境保全に係る啓発や、連帯的・統一的な環境行政の推進を目的に湾岸地域の環境保全に取り組んでいます。
(4)「東京湾再生官民連携フォーラム」
「東京湾再生のための行動計画(第二期)」では、多様な関係者の参画による議論や行動の活発化・多様化を図るための組織の設立が掲げられました。このことから、平成25年11月に「東京湾再生官民連携フォーラム(以下「フォーラム」という)」が設立されました。
フォーラムでは、東京湾再生に意欲を持つ多様な人々が集い、現状や課題を理解・共有し、共に解決策を模索し、東京湾の魅力を発掘・創出・発信すること等により、東京湾再生の輪を拡げる活動に取り組むこと、そうした活動から育成・醸成された多様な関係者の多様な意見を尊重しつつ総意をとりまとめ、「東京湾再生推進会議」へ提案する役割が期待されています。現在までに「東京湾環境モニタリングの推進プロジェクトチーム」を含め9つのプロジェクトチームが立ち上がっています。
添付資料
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局水環境課閉鎖性海域対策室
直通 03-5521-8319
代表 03-3581-3351
室長 山本 郷史 (内線6502)
室長補佐 坂口 隆 (内線6503)
担当 森 飛洋 (内線6506)