報道発表資料

平成30年5月25日
自然環境
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第49回ガンカモ類の生息調査(全国ガンカモ一斉調査)結果の暫定値について

 ガンカモ類の生息調査(通称「全国ガンカモ一斉調査」)は、我が国におけるガンカモ類の冬期生息状況の把握を目的として、昭和45年から各都道府県の協力を得て実施しているものです。平成30年1月14日を中心に実施した第49回調査では、前年度とほぼ同数の全国約9,000地点において、ボランティアなど約4,000人の協力を得て調査を行いました。
 その結果を暫定値として取りまとめたところ、全国において、ハクチョウ類約7万1,000羽、ガン類約23万3,000羽、カモ類161万5,000羽が観察されました。前年の観察数と比べ、ハクチョウ類は約5%増加、ガン類は約22%増加、カモ類は約2%増加し、ガンカモ類の総数では、前年に比べて約4%の増加となりました。

1.調査概要

・目  的

我が国におけるガンカモ類の冬期生息状況の把握

・調査期間

平成30年1月14日(日)(予備日:1月7日~21日)

・調 査 地

ガンカモ類の生息地となっている全国約9,000地点の湖沼等

(ハクチョウ類及びガン類については、原則として全ての生息地を対象とし、カモ類については、可能な限り多くの生息地を対象とした。)

・調査方法

上記の調査期間の中で定められた調査日に、各都道府県において各調査地点に調査員を配置し、双眼鏡等を使用した目視により、ガンカモ類の個体数を種ごとにカウント

・集  計

各都道府県の調査結果を環境省において集計

2.結果概要

 平成30年1月14日を中心に実施した第49回調査は、全国の約9,000地点において、参加者約4,000人の協力を得て行われました。調査地点のうち、全体の約7割となる約6,600地点でガンカモ類が観察され、そのうち、コハクチョウなどのハクチョウ類は約600地点、マガンなどのガン類は約100地点、マガモなどのカモ類は約6,300地点で観察されました。全国における観察数は、ハクチョウ類7万1,041羽、ガン類23万3,289羽、カモ類161万5,192羽、総数191万9,522羽でした(資料1表1)。

(1) ハクチョウ類について

 ハクチョウ類の観察数7万1,041羽を前年度と比較すると、観察数は3,116羽(約5%)増加しました。過去15年間の調査結果の推移を見ると、ほぼ横ばいとなっています(資料1図1)。都道府県別に見ると、新潟県(2万2,683羽)、宮城県(1万2,946羽)、山形県(7,727羽)の順に観察数が多く、この3県で全国の観察数の約61%を占めています(資料2)。

(2) ガン類について

 ガン類の観察数約 23万3,289羽を前年度と比較すると、4万1,818羽(約22%)増加しました。過去15年間の調査結果の推移を見ると、年によって変動はあるものの、全体として増加傾向が見られます(資料1図2)。これはガン類の中でも冬期観察数全体の約96%の個体数を占めるマガンの増加傾向が反映されたものです。マガンは全国のガン類の冬期観察数の約96%にあたる21万5,910羽が宮城県で観察されています。なお、特定外来生物に指定され、国内根絶の報告があったカナダガンは、いずれの地点でも確認されませんでした。

(3) カモ類について

 カモ類の観察数161万5,192羽を前年度と比較すると、2万7,332羽(約2%)増加しました。過去15年間の冬期観察数の推移を見ると、カモ類の観察数は平成19年度を境に減少傾向にあり、平成24年度は150万羽を下回る観察数となりましたが、ここ数年は160万羽程度で推移しており、平成29年度もほぼ前年並みでした(資料1図3)。カモ類で観察数の多い上位6種の動向を見ると、マガモは前年並みでしたが、その他の種では増減が見られ、ヒドリガモが約18%減少した一方、カルガモが約9%、コガモが約6%、オナガガモが約27%、スズガモが約5%の増加となりました(資料1表2及び図4)。

3.その他

今回の集計結果は暫定値であり、現在行っているデータ精査の結果を踏まえて9月頃を目途に確定値を取りまとめる予定です。本結果を利用される場合には、その点をご留意願います。

平成29年度ガンカモ類の生息調査(平成30年1月調査実施)(暫定値)は、以下のホームページからご覧いただけます。

平成29年度に作成した「ガンカモ類の生息調査の対象種識別ガイド」もホームページからご覧いただけます。

<環境省生物多様性センター ガンカモ類の生息調査 調査成果物>

http://www.biodic.go.jp/gankamo/gankamo_top.html

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性センター
TEL 0555-72-6033(直通)
センター長:川越 久史
調査科長 :市塚 友香
担当   :大嶽 若緒

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