報道発表資料

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2008年12月11日
  • 保健対策

「化学物質ファクトシート―2007年度版―」の作成・公表について(お知らせ)

 環境省では、「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化管法)」の対象となっている化学物質について、専門的で分かりにくい情報を分かりやすく整理し、専門家以外の方にもよく理解していただけるよう簡潔にまとめた「化学物質ファクトシート」を作成しています。
 このたび、2006年度版に収録していた209物質についての情報を最新の情報に更新するとともに、新たに50物質についての情報を追加した「化学物質ファクトシート―2007年度版―」が完成いたしましたので、ホームページ(https://www.env.go.jp/chemi/communication/factsheet.html)にて公表いたします。また、御希望の方には本ファクトシートの冊子を無料(送料は自己負担)で配布いたします。
 化学物質を取り扱う事業者や消費者など様々な立場の方々の化学物質や化学品に対する正確な情報の把握と理解を促進することにより、化学物質による環境リスクの低減に向けた適切な化学物質管理を進められるよう、化管法の対象となっている化学物質等について、今後とも順次、化学物質ファクトシートを作成していきます。

1.化学物質ファクトシートの概要

 化学物質とその環境リスクの問題は、日常生活における身近な環境問題として社会的に関心が高いものの一つです。
 その一方で、化学物質に関して提供される様々な情報は専門的かつ断片的なものが多いため、専門家以外の方にとっては正確に理解することが難しく、誤解に基づく無用な不安を引き起こしてしまうおそれがあります。また、分かりやすい情報が無いことは、私たちが普段の生活において環境リスクの低減のための取組を進める上でも障害になっています。
 そこで、本ファクトシートの作成に当たっては、専門的で分かりにくい化学物質の情報を分かりやすく整理し、専門家以外の方でもよく理解できるものとなるよう心がけました。

 本ファクトシートは、物質ごとに、文章約2頁、表約1頁を用いて次のような解説をしております。

[1]
物質名、別名、PRTR政令番号、CAS(Chemical Abstracts Service)番号※及び構造式を記載するとともに、数行の囲み概要を記載。
国際的に用いられている化学物質を特定するための番号。
[2]
「用途」「排出・移動」「環境中での動き」「健康影響-毒性、体内への吸収と排出、影響」及び「生態影響」を記載。その際、普段の生活で馴染みのない「専門用語」には下線を付け、別途「用語解説」を作成して説明。
[3]
さらに、当該物質の基本的な情報の一覧表(性状、生産量、排出・移動量、PRTR対象選定理由、環境データ、適用法令等)、引用・参考文献及び用途に関する参考文献のリストを掲載。

 なお、今回の2007年度版ファクトシートの対象として新たに追加した化学物質については、基本的に、2006年度のPRTR集計結果を基に排出量・移動量の多いものから選定いたしました(今回追加された物質及び本ファクトシートの目次については別紙参照)。

2.化学物質ファクトシートの閲覧・入手方法

(1)電子情報の閲覧・入手
 https://www.env.go.jp/chemi/communication/factsheet.htmlから参照したい物質を選択してください。PDF版は、各物質のページ又は「対象物質一覧」からダウンロードしていただくことができます。また、ホームページ上では、物質の用途ごとの検索に加え、キーワード検索によってファクトシートの一覧を検索することもできます。
(2)冊子の入手
 希望される方には無料配布(送料は実費を自己負担)いたします。
 その場合には、図を参考として、返信用封筒を次の1~6のようにして、下記連絡先までお送りください。
 希望部数に応じた金額分の切手(金額は下記を参照)をお貼りください。
 送付先住所と名前を記入してください。
 「化学物質ファクトシート○○部希望」と記入してください。
 「ゆうメール」と記入してください。
 封筒右端の真ん中あたりを1~2cm切り取ってください。
 普通サイズの封筒に折って入れてください。

 なお、化学物質ファクトシートはA5版で厚さは約4.5cmですので、返信用封筒は、希望部数の冊子が入る大きさのものでお願いします。

化学物質ファクトシートの入手についての連絡先

〒100-8975 東京都千代田区霞が関1‐2‐2
環境省環境保健部環境安全課
 TEL:03-5521-8260(直通) リスクコミュニケーション担当:馬場

図:【返信用封筒の記入方法例(1部希望の場合)】

返信用封筒の記入方法例(1部希望の場合)
上記返信用封筒の大きさは、A5版(厚さ4.5cm)の冊子の入る大きさのもの
(1冊の場合の例:縦277mm×横216mm、角形3号封筒)です。

郵送費(ゆうメール)

1冊 340円
2冊 450円
2冊希望の場合は、返信用封筒として角型2号の
マチ付き封筒を用意してください。

※ 3冊以上を希望の場合はehs@env.go.jpまでお問い合わせください。

3.本件についてのお問い合わせ先

(1)本化学物質ファクトシートについての一般的なお問い合わせ先
環境省環境保健部環境安全課
TEL:03-5521-8260(直通) リスクコミュニケーション担当:寺井
(2)本化学物質ファクトシートに対する情報提供や意見の提出先
化学物質ファクトシート作成委員会事務局
(社)環境情報科学センター
TEL:03-3265-4000(直通) 担当:村上、谷村

添付資料

連絡先
環境省環境保健部環境安全課
直通:03-5521-8260
課長:木村 博承(6350)
課長補佐:瀬川 恵子(6353)
担当:寺井 徹(6356)

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