報道発表資料
環境省は、5日、北海道稚内市で計画されている「(仮称)新さらきとまない風力発電事業計画段階環境配慮書」(電源開発株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、北海道稚内市声問村更喜苫内において、最大で総出力14,850kWの風力発電所を立て替えるものである。
環境大臣意見では、(1)今後、配慮書記載の4つの複数案を中心に、風力発電設備の配置を決定する際には、配慮書において整理した計画段階配慮事項に係る環境影響の重大性の程度等を適切に反映すること、(2)既設風力発電設備の稼働中の鳥類のバードストライクや渡りへの影響等の確認を含む適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、適切な環境保全措置を講ずること等を求めている。
本事業は、北海道稚内市声問村更喜苫内において、最大で総出力14,850kWの風力発電所を立て替えるものである。
環境大臣意見では、(1)今後、配慮書記載の4つの複数案を中心に、風力発電設備の配置を決定する際には、配慮書において整理した計画段階配慮事項に係る環境影響の重大性の程度等を適切に反映すること、(2)既設風力発電設備の稼働中の鳥類のバードストライクや渡りへの影響等の確認を含む適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、適切な環境保全措置を講ずること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である電源開発株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
2.事業の概要
・事業者 電源開発株式会社
・計画位置 北海道稚内市声問村更喜苫内(事業実施想定区域面積 約94.2ha)
・出力 最大14,850kW(3,200kW~4,300kW×5基程度)
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・平成30年 2 月19日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・平成30年 4 月 5 日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8237
室長 大井通博(内6231)
室長補佐 伊藤史雄(内6233)
担当 松浦航 (内6239)