報道発表資料
環境省は、12日、千葉県で計画されている「一般国道464号北千葉道路(市川市~船橋市)計画段階環境配慮書」に対する環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。
本事業は、千葉県市川市を起点とし、同県船橋市を終点とする約15kmの道路を設置するものである。
環境大臣意見では、(1)方法書以降の環境影響評価図書の作成に当たっては、対象事業実施区域の設定及び具体的なルート位置、道路構造等を明確に記載するとともに、その検討の経緯等について、客観的な根拠となる情報も含めて、適切に記載すること、(2)大気質及び騒音等に係る環境影響について、区域の東側では、成田空港の機能拡張工事や物流施設等の建設工事が予定されていることから、これらの周辺地域の状況等を踏まえた最新の情報を基に本事業の計画交通量を推計した上で、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を検討すること、(3)生態系に対する影響について、専門家等からの助言を踏まえた調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を検討すること等を求めている。
本事業は、千葉県市川市を起点とし、同県船橋市を終点とする約15kmの道路を設置するものである。
環境大臣意見では、(1)方法書以降の環境影響評価図書の作成に当たっては、対象事業実施区域の設定及び具体的なルート位置、道路構造等を明確に記載するとともに、その検討の経緯等について、客観的な根拠となる情報も含めて、適切に記載すること、(2)大気質及び騒音等に係る環境影響について、区域の東側では、成田空港の機能拡張工事や物流施設等の建設工事が予定されていることから、これらの周辺地域の状況等を踏まえた最新の情報を基に本事業の計画交通量を推計した上で、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を検討すること、(3)生態系に対する影響について、専門家等からの助言を踏まえた調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を検討すること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法では、4車線以上・10km以上の一般国道の設置又は改良の工事を対象事業としており、環境大臣は、都市計画決定権者から提出された計画段階環境配慮書※について、国土交通大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、国土交通大臣から千葉県に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、千葉県は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
2.都市計画事業の概要
・都市計画決定権者 千葉県
・計画位置 千葉県市川市、松戸市、鎌ケ谷市、柏市、白井市及び船橋市
・事業規模 約15km
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・平成30年1月26日 国土交通大臣から環境大臣に意見照会
・平成30年3月12日 環境大臣から国土交通大臣に意見提出
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8237
室長 大井通博(内6231)
室長補佐 伊藤史雄(内6233)
担当 鈴木崇之(内6253)