報道発表資料
武部環境大臣政務官は、1月18日から21日までインドネシアに出張し、ジョコ大統領、シティ環境林業大臣、リドワン海洋担当調整府次官等のインドネシア政府要人と今後の環境協力について意見交換を行うとともに、汚染が深刻化しているチタルム川を視察しました。
1.出張期間:平成30年1月18日(木)~21日(日)
2.出張先:インドネシア(ジャカルタ、バンドン)
3.結果概要
(1)ジョコ大統領との表敬訪問
武部大臣政務官からジョコ大統領に対して、チタルム川の汚染対策及び廃棄物発電についての協力を進展させていきたい旨伝達し、ジョコ大統領からは、我が国の協力に対して期待が寄せられた。
(2)シティ環境林業大臣との会談
チタルム川の汚染、廃棄物発電、環境政策対話等について意見交換を行った。
チタルム川の汚染対策については、今後の対策(人材育成、技術支援、普及啓発、アクションプログラム策定等)について、インドネシア側の要望を踏まえながら対応することで合意した。廃棄物発電については、技術ガイドラインの策定に向けて連携していくことで一致した。また、環境政策対話を本年4月に実施することとし、新たに、湖沼関係(姉妹湖沼)、国立公園関係(エコツーリズム・姉妹国立公園)についても意見交換を行うことで合意した。
(3)リドワン海洋担当調整府次官(廃棄物発電担当)
廃棄物発電について意見交換を行い、昨年に発足した合同委員会を活用して、スピード感をもって廃棄物発電の設置に向けて協力を深めていくことで一致した。また、地方ワークショップをタンゲラン市及びデンパサール市で開催予定である旨伝達し、先方から歓迎の意が示された。
(4)チタルム川の現地視察
先月、ルフット海洋担当調整大臣が中川環境大臣と会談した際、水質汚染が深刻なチタルム川について支援要請があったことを受け、今般、現地視察を行ったもの。チタルム川に生活排水や工場排水が未処理のまま河川に流入している現場を視察した。
- 連絡先
- 環境省地球環境局国際連携課国際協力室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8248
室長 杉本 留三(内 6765)
補佐 永長 大典 (内 6764)