報道発表資料
2015年以降、世界では、持続可能性を巡り、SDGsやパリ協定、金融安定理事会が設置した気候関連財務ディスクロージャータスクフォース(FSB-TCFD)等を背景に、社会・経済・環境の持続可能性を巡り、メガトレンドともいえる潮流が生じてきています。
その大きな背景には、産業革命以降の大量生産・大量消費・大量廃棄の結果としての経済の負の側面が、地球環境、人類社会の存続の脅威となって現れ、「このままでは世界は立ち行かない」とする国際社会の強い危機意識があるものと考えられます。また、こうした不確実性の高い時代だからこそ、私達一人ひとりが、社会・経済・環境を巡る様々な課題を自分事として捉え、長期的な視点から、確かな未来を創る座標軸を真剣に考えていく必要があると思います。
本シンポジウムでは、そうした時代を生き抜くために、終生、人間のための経済学を追究され、人間の心を大切にする経済学の構築に取り組まれてきた、故・宇沢弘文東京大学名誉教授が提唱された概念「社会的共通資本」を手掛かりに、金融行動や企業行動の観点から、持続可能性を巡る21世紀の「新たな成長」のあり方を皆様とともに考えてまいりたいと思います。
1.開催概要
日時 平成30年1月31日(水)14:00~17:00(受付開始13:20)
会場 中央合同庁舎第5号館 2階講堂(東京都千代田区霞が関1-2-2)
― 2階特設受付にて、お名前、ご所属をお伝えください。
参加費 無料
テーマ 「社会的共通資本と持続可能な社会・経済・環境 ―確かな未来を創る座標軸―」
定員 250名程度(先着順)
申込先 申込フォーム(https://business.form-mailer.jp/fms/8b83261b79957 )にアクセスして、必須項目を入力してください(推奨)。
または、以下の添付資料中のQRコードからもアクセスいただけます。こちらの申込フォームにアクセスできない場合は、21世紀金融行動原則事務局( kankyo_kinyu@gef.or.jp )宛に、メールの件名を「運用WGシンポジウム参加希望」としていただいた上、お名前、ご所属、お役職をご連絡ください。.
申込期限 平成30年1月26日(金) 12:00
2.プログラム
<総合司会>
(株)りそな銀行(運用・証券・投資銀行業務ワーキンググループ共同座長機関)
アセットマネジメント部 責任投資グループリーダー 松原 稔 氏
【開会挨拶】14:00~14:05
環境省 総合環境政策統括官 中井 徳太郎 氏
【ご挨拶】14:05~14:20
「父・宇沢弘文 ―社会的共通資本と、未来への希望―」
宇沢国際学館 代表取締役、医師 占部 まり 氏
【基調講演1】14:20~14:50
「社会的共通資本を踏まえた市場経済の見方・考え方」
日本社会事業大学学長、東京大学名誉教授 神野 直彦 氏
【基調講演2】14:50~15:20
「環境と金融に関する世界の潮流・日本の状況」
国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI) 特別顧問 末吉 竹二郎 氏
【パネルディスカッション】15:25~16:55
「まちづくり、ひとづくり、くにづくり ―「新たな成長」に向けた視点を探る―」
<パネリスト>
(株)竹中工務店 取締役社長 宮下 正裕 氏
コモンズ投信(株) 会長 渋澤 健 氏
九州大学大学院工学研究院 都市システム工学講座 教授
九州大学都市研究センター長 兼 主幹教授 馬奈木 俊介 氏
環境省 総合環境政策統括官 中井 徳太郎 氏
<モデレーター>
ジャーナリスト 池上 彰 氏
【閉会挨拶】16:55~17:00
(株)日本政策投資銀行 執行役員 産業調査本部副本部長
21世紀金融行動原則共同運営委員長 竹ケ原 啓介 氏
3.申込先
(一財)地球・人間環境フォーラム内 21世紀金融行動原則事務局
E-mail:kankyo_kinyu@gef.or.jp / TEL:03-5825-9735 / FAX:03-5825-9737
(添付資料)
・持続可能性を巡る21世紀の「新たな成長」に向けたシンポジウムのご案内
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房環境経済課
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8240)
課 長:奥山 祐矢(内:6260)
課長補佐:泉 晋(内:6278)
課長補佐:田辺 敬章(内:6268)
担 当:松本 惇代(内:6275)
担 当:小林 弘幸(内:6295)