報道発表資料
平成29年11月21日(火)に広島県広島市の事業者敷地内に搬入された貨物において同事業者により発見されたアリ(3個体)について、専門家による種の同定の結果、11月26日(日)に特定外来生物であるアカカミアリ(Solenopsis geminata)と確認されましたので、お知らせします。
当該アカカミアリは、ベトナムのタンソンニャット国際空港を離陸し、関西国際空港に着陸後、陸路にて広島市の事業者敷地内に運ばれた貨物の内部より発見されたものです。
確認された個体については、全て発見時に既に死亡しており、発見地点周辺では、事業者により殺虫餌(ベイト剤)が設置されています。
当該アカカミアリは、ベトナムのタンソンニャット国際空港を離陸し、関西国際空港に着陸後、陸路にて広島市の事業者敷地内に運ばれた貨物の内部より発見されたものです。
確認された個体については、全て発見時に既に死亡しており、発見地点周辺では、事業者により殺虫餌(ベイト剤)が設置されています。
1.経緯
11/20 ベトナムのタンソンニャット国際空港から当該貨物を積載した飛行機が離陸し、関西国際空港に到着。
11/21 陸路にて広島県広島市の事業者敷地内へ移送。事業者が31個の貨物を開梱中に3個の貨物の内部からアリを1個体ずつ(計3個体)発見したため、広島市を通じ中国四国地方環境事務所に通報。
11/26 当該アリについて、専門家が、アカカミアリ(いずれも有翅女王アリ)であることを確認。
2.今回確認されたアカカミアリについて
確認されたアカカミアリは、有翅女王アリ(3個体、死骸)です。
3.対応状況
発見地点周辺において、殺虫餌(ベイト剤)を設置し、防除を実施しています。なお、発見地点周辺では、アカカミアリと疑わしいアリは他に確認されていません。
また、環境省では、当該貨物が一時的に留置された関西国際空港及び当該アリが発見された事業者敷地内等において関係者と連携協力して調査を実施し、アカカミアリが確認された場合には、速やかに防除等を行います。
なお、これまで、空港における輸入貨物の検査時にアカカミアリが発見された例は複数回あります。
○今回確認されたアカカミアリ
○今回アカカミアリが発見された場所
添付資料
- 連絡先
- 環境省
環境省自然環境局
野生生物課 外来生物対策室
代表 03-3581-3351
室長 曽宮 和夫
室長補佐 八元 綾
担当 知識 寛之
中国四国地方環境事務所 野生生物課
直通 086-223-1561
課長 杉田 高行
課長補佐 酒井 久文