報道発表資料

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2017年11月17日
  • 総合政策

(仮称)海南・紀の川風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

 環境省は、17日、和歌山県で計画されている「(仮称)海南・紀の川風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(合同会社NWE-03インベストメント、合同会社NWE-09インベストメント)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 本事業は、和歌山県海南市、紀の川市、紀美野町及び有田川町において、最大で総出力324,000kWの風力発電所を設置するものである。
 環境大臣意見では、(1) 適切な環境影響評価及び環境配慮を行うために必要な体制の整備・強化等により、必要な環境配慮等を確実に実施すること、(2) 騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、(3) 土地の改変及び土砂や濁水の流出を最小限に抑えること等により水環境及び動植物の生息・生育環境への影響を回避又は極力低減すること、(4) 周辺に生息する鳥類への影響を回避すること、(5) 眺望景観への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。

1.背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
 今後、経済産業大臣から事業者である合同会社NWE-03インベストメント及び合同会社NWE-09インベストメントに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。

※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。

2.事業の概要

 ・事業者   合同会社NWE-03インベストメント、合同会社NWE-09インベストメント

 ・計画位置  和歌山県海南市、紀の川市、海草郡紀美野町及び有田郡有田川町
        (事業実施想定区域面積 約13,669ha)

 ・出力    最大324,000kW(4,500kW程度×72基程度)

3.環境大臣意見

 別紙のとおり。

(参考)環境影響評価に係る手続

・平成29年10月3日  経済産業大臣から環境大臣に意見照会

・平成29年11月17日  環境大臣から経済産業大臣に意見提出

添付資料

連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表   03-3581-3351
直通   03-5521-8237
室長   大井通博(内6231)
室長補佐 伊藤史雄(内6233)
担当   郡島 啓(内7232)

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