報道発表資料
環境省は、17日、石川県で実施予定の「(仮称)西能登ウィンドファームに係る計画段階環境配慮書」(株式会社Looop)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、石川県輪島市及び羽昨郡志賀町において、最大で総出力102,000kW の風力発電所を設置する事業である。
環境大臣意見では、(1)本事業者の地元説明資料には、計画段階配慮書で設定した事業実施想定区域を変更した事業区域案が示されており、仮に、方法書以降の手続において、配慮書の内容及びそれに対する大臣意見等を勘案しない形で対象事業実施区域を設定した場合には、配慮書手続にて回避すべき重大な環境影響を回避できないおそれに加え、環境影響評価法第5条の規定を満たさないおそれがあることから、事業実施想定区域における計画段階配慮事項の検討が極めて重要であることを十分認識し、配慮書の内容及びそれに対する大臣意見等の内容を十分に踏まえて対象事業実施区域を設定すること、(2)風力発電設備等の配置等を検討するに当たり騒音や風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
本事業は、石川県輪島市及び羽昨郡志賀町において、最大で総出力102,000kW の風力発電所を設置する事業である。
環境大臣意見では、(1)本事業者の地元説明資料には、計画段階配慮書で設定した事業実施想定区域を変更した事業区域案が示されており、仮に、方法書以降の手続において、配慮書の内容及びそれに対する大臣意見等を勘案しない形で対象事業実施区域を設定した場合には、配慮書手続にて回避すべき重大な環境影響を回避できないおそれに加え、環境影響評価法第5条の規定を満たさないおそれがあることから、事業実施想定区域における計画段階配慮事項の検討が極めて重要であることを十分認識し、配慮書の内容及びそれに対する大臣意見等の内容を十分に踏まえて対象事業実施区域を設定すること、(2)風力発電設備等の配置等を検討するに当たり騒音や風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である株式会社Looopに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
2.事業の概要
(1)事業者 株式会社Looop
(2)事業位置 石川県輪島市及び羽昨郡志賀町(事業実施想定区域面積 約4,991ha)
(3)出力 最大102,000kW(3,200kW~3,400kW級 × 最大30基)
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・平成29年 10月3日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・平成29年 11月17日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8237
室長 大井通博(内6231)
室長補佐 伊藤史雄(内6233)
担当 松浦航 (内6239)