報道発表資料

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2017年11月16日
  • 自然環境

「平成29年度温泉排水処理技術開発普及等調査業務」に関する実証試験対象技術の募集について

 環境省では、温泉排水を対象とした効果的な排水処理手法を確立するため、温泉旅館において実用化段階にある排水処理技術の実証試験を実施し、温泉排水中の有害物質を低減可能な排水処理技術の導入可能性を検証しています。
 今般、高濃度にほう素を含む排水を排出する温泉旅館における、排水中のほう素濃度を経済的かつ効果的に低減することができる排水処理技術を募集します。

1.経緯  
 旅館業(温泉を利用するものに限る。以下「温泉旅館」という。)より排出される排水(以下「温泉排水」という。)には、水質汚濁防止法による有害物質として排水基準が設定されているほう素等の他、源泉由来の多種多様な共存物質が比較的高い濃度で成分として含まれる場合があり、こうした場合においては、これらの共存物質が排水処理を阻害すること等により、既存の排水処理技術ではほう素等の除去を効果的に行うことが難しいのが現状です。
 このため、新たな温泉排水処理技術の開発普及等が必要となっており、今般、温泉に由来するほう素濃度が一般排水基準より高い排水を対象に、実証試験を実施し、温泉旅館における新たな排水処理技術の導入可能性を検証します。
 なお、過去に実施した実証試験の結果報告書については、環境省ホームページで公開しています。
 https://www.env.go.jp/water/onsen-haisui/tech.html

2.調査の概要
 実用化の段階にある温泉排水処理技術について広く公募し、応募のあった技術について有識者により構成される検討会等にて厳正な審査を行った後、調査する技術を1件選定します。
 選定された技術については、実証試験の実施に当たっての詳細な調査計画を策定し、有識者等から構成される検討会等での審査を経た後、排水中のほう素濃度が高い温泉旅館において実証試験を実施します。
 実証試験結果を基に、検討会等にて技術の有効性・経済性等について評価します。

3.募集について
 「平成29年度温泉排水処理技術開発普及等調査業務に関する実証試験対象技術の公募要領」に基づき、対象技術を民間企業等から募集いたします。応募の締切りは平成29 年12月18日(月)17:00必着とします。下記提出先まで郵送にて提出してください。

4.提出先
 〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
 環境省水・大気環境局水環境課
 TEL:03-3581-3351(内線6629)
 FAX:03-3593-1438

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局水環境課
直通03-5521-8313
代表03-3581-3351
課  長 渡邊康正(内線6610)
課長補佐 甲斐文祥(内線6615)
担  当 藤原 務(内線6629)

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