報道発表資料

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2017年11月02日
  • 総合政策

(仮称)八幡岳風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

 環境省は、2日、青森県で実施予定の「(仮称)八幡岳風力発電事業環境影響評価準備書」(ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 本事業は、青森県上北郡七戸町及び十和田市において、最大で総出力51,000kWの風力発電所を設置する事業である。
 環境大臣意見では、(1)評価書の作成に当たっては、実態に即した内容とした上で、調査・予測・評価及びそれに基づく環境保全措置等を適切に評価書に記載すること、(2)雛岳等からの眺望景観に対する影響について、再度、調査、予測及び評価を行った上で、風力発電設備の基数削減等の環境保全措置を講ずることにより、眺望景観への影響を回避又は極力低減すること、(3)風力発電設備の設置及び工事用道路等に関する工事計画の見直しにより、切土量、盛土量の最小化を図り、可能な限り保安林等の区域の地形の改変を回避すること等を求めている。

1.背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※について、経済産業大臣からの照会に対して経済産業大臣に意見を述べることができる。
 本件は、青森県で実施予定の「(仮称)八幡岳風力発電事業環境影響評価準備書」について、この手続に沿って意見を提出するものである。
 今後、事業者は、環境大臣及び関係自治体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。

※環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測及び評価、環境保全対策の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。

2.事業の概要

(1)事業者   ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社

(2)事業位置  青森県上北郡七戸町及び十和田市(対象事業実施区域面積 約207.7ha)

(3)出力    総出力 最大51,000kW(3,400kW級×15基)

3.環境大臣意見

 別紙のとおり。

(参考)環境影響評価に係る手続

【配慮書の手続】

・縦覧           平成27年8月5日~平成27年9月4日(住民意見1件

・青森県知事意見提出  平成27年10月30日

・環境大臣意見提出   平成27年10月2日

【方法書の手続】

・縦覧           平成28年6月30日~平成28年7月29日(住民意見20件

・青森県知事意見提出  平成28年12月7日

・経済産業大臣勧告   平成28年12月22日

【準備書の手続】

・縦覧           平成29年4月21日~平成29年5月24日(住民意見19件

・青森県知事意見提出  平成29年10月31日

・環境大臣意見提出   平成29年11月2日

※環境の保全の見地からの意見の件数

添付資料

連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表   03-3581-3351
直通   03-5521-8237
室長   大井通博(内6231)
室長補佐 伊藤史雄(内6233)
担当   中島周三(内6248)

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