報道発表資料

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2017年10月06日
  • 水・土壌

東京湾環境一斉調査の結果概要について

 今年度の東京湾環境一斉調査で実施した「水質調査」・「生物調査」・「環境啓発活動等のイベント」のうち、「水質調査」の結果概要をお知らせします。「生物調査」及び「環境啓発活動等のイベント」の結果につきましては、平成30年3月末までに報告書を公表する予定です。

 本調査は、多様な主体が協働し、モニタリングを実施することにより、国民・流域住民の東京湾再生への関心の醸成を図るほか、東京湾とその関係する河川等の水環境の把握及び汚濁メカニズムの解明などを目的としています。平成20年度から国・自治体・研究機関など多様な主体が協働して、赤潮、青潮及び貧酸素水塊が発生する夏季に、一斉に東京湾及び流域の河川等において水質調査等を実施しており、今年度で第10回目となります。

1 調査日

 平成29年8月2日(水)を基準日とし、基準日を含む数日間を中心に、海域及び陸域(河川等)において水質調査を実施しました。

2 参加機関(別紙1参照)

 国、大学、企業等:計 134 機関

3 調査地点(別紙2参照)

 環境調査地点:海域604地点、陸域(河川等)332地点 計936地点

4 水質調査項目

 【海域】水温、塩分、溶存酸素量(DO)、化学的酸素要求量(COD)、透明度

 【陸域(河川等)】水温、化学的酸素要求量(COD)、流量、溶存酸素量(DO)、透視度

5 調査結果(概要)(別紙3参照)

 東京湾の湾奥一帯では、底層(海底上1m)DO が低い状態(DO<4 mg/L)であり、特に羽田以北の西側沿岸から袖ケ浦以北の東側沿岸の湾奥部にかけて、極めて低い状態(DO<2mg/L)が認められました。(図1-3)。また、陸域における調査では、東京湾沿岸及び江戸川流域の排水でCOD濃度が高い地点が多く確認されました(図2)。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局水環境課閉鎖性海域対策室
直通 03-5521-8319
代表 03-3581-3351
 室長   山本 郷史(内線6502)
 室長補佐 坂口 隆 (内線6503)
 担当   中西 靖裕(内線6506)

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