報道発表資料
環境省は、7日、北海道で実施予定の「(仮称)増毛町風力発電事業計画段階環境配慮書」(有限会社稚内グリーンファクトリー)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、北海道増毛郡増毛町において、最大で総出力171,000kWの風力発電所を設置する事業である。
環境大臣意見では、(1)複数の工期に渡って段階的に本事業を実施する場合には、先行した設置工事等により重大な環境影響を把握した時は、以降の設置工事等において、必要に応じ追加的な環境保全措置を講ずること等により、想定される同様の環境影響を回避又は極力低減すること、(2)風力発電設備等の配置等を検討するに当たり、風力発電設備への衝突事故や移動経路の阻害等によるオジロワシ等鳥類への影響を回避又は極力低減すること、(3)自然度の高い植生が存在する区域及び土砂流出防備保安林等の改変を回避又は極力低減すること、(4)眺望景観や人と自然との触れ合いの活動の場への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
本事業は、北海道増毛郡増毛町において、最大で総出力171,000kWの風力発電所を設置する事業である。
環境大臣意見では、(1)複数の工期に渡って段階的に本事業を実施する場合には、先行した設置工事等により重大な環境影響を把握した時は、以降の設置工事等において、必要に応じ追加的な環境保全措置を講ずること等により、想定される同様の環境影響を回避又は極力低減すること、(2)風力発電設備等の配置等を検討するに当たり、風力発電設備への衝突事故や移動経路の阻害等によるオジロワシ等鳥類への影響を回避又は極力低減すること、(3)自然度の高い植生が存在する区域及び土砂流出防備保安林等の改変を回避又は極力低減すること、(4)眺望景観や人と自然との触れ合いの活動の場への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができるとされている。
今後、経済産業大臣から事業者である有限会社稚内グリーンファクトリーに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
2.事業の概要
(1)事業者 有限会社稚内グリーンファクトリー
(2)事業位置 北海道増毛郡増毛町(事業実施想定区域面積 約6,610ha)
(3)出力 総出力最大 171,000kW(3,800kW × 45基程度)
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・平成29年7月24日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・平成29年9月7日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8237
室長 大井通博(内6231)
室長補佐 伊藤史雄(内6233)
担当 中島周三(内6248)