報道発表資料
環境省は、8日、青森県及び秋田県で計画されている「(仮称)鹿角・田子風力発電構想計画段階環境配慮書」(日立造船株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、青森県三戸郡田子町及び秋田県鹿角市において、最大で総出力214,200kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、(1)複数の事業による累積的な影響を適切に予測及び評価すること、(2)風力発電設備等の配置等の検討に当たっては、必要に応じ、緑の回廊および同様の機能を持つ森林の分断を回避するとともに、自然度の高い植生等の改変を回避又は極力低減すること、(3)十和田八幡平国立公園からの眺望景観への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
本事業は、青森県三戸郡田子町及び秋田県鹿角市において、最大で総出力214,200kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、(1)複数の事業による累積的な影響を適切に予測及び評価すること、(2)風力発電設備等の配置等の検討に当たっては、必要に応じ、緑の回廊および同様の機能を持つ森林の分断を回避するとともに、自然度の高い植生等の改変を回避又は極力低減すること、(3)十和田八幡平国立公園からの眺望景観への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができるとされている。
今後、経済産業大臣から事業者である日立造船株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
2.事業の概要
・事業者 日立造船株式会社
・計画位置 青森県三戸郡田子町及び秋田県鹿角市(事業実施想定区域面積 約4,084ha)
・出力 最大214,200kW(最大3,400kW×最大63基)
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・平成29年6月26日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・平成29年8月8日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房環境影響審査室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8237
室長 大井通博(内6231)
室長補佐 伊藤史雄(内6233)
担当 會田義明(内6235)