報道発表資料

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2008年11月10日
  • 自然環境

里地里山保全・活用検討会議(第1回)の開催について(お知らせ)

 環境省では、11月12日(水)に、生物多様性その他の多様な観点から重要性の高い里地里山(以下「重要里地里山」という。)の選定を行うとともに、里地里山の持続的管理のための社会的枠組みや利活用方策等について検討するために設置する「里地里山保全・活用検討会議」の第1回会議を開催します。
 なお、第1回会議では、重要里地里山選定のねらい、視点や選定の進め方、持続的管理のための方策等について検討する予定です。

1.概要

 里地里山は、農林業など人と自然の長年の相互作用を通じて形成された自然環境であり、多様な生物の生息環境として、また、地域特有の景観や伝統文化の基盤としても重要な地域です。しかし、過疎化や高齢化などにより人為の働きかけが減少し、絶滅危惧種の重要な生息地の5割が里地里山に分布するなど、生物多様性の劣化が著しく、保全・再生が急務となっています。
 国土のおよそ4割を占める里地里山の保全・再生を進めていくためには、生物多様性をはじめとした多様な価値を考慮しつつ特来に残すべき重要な里地里山を選定し、その戦略的な保全・活用を図っていく必要があります。
 また、生物多様性の視点に立った自然資源の管理・利活用方策や多様な主体が保全・再生に参加するための仕組みなどの社会システムを構築・提示し、地域での自律的な保全・再生を全国的に促進していくことが必要です。
 このため、環境省では、「里地里山保全・活用検討会議」を設置し、重要里地里山の選定を行うとともに、里地里山の持続的管理のための社会的枠組みや利活用方策等について検討していきます。

2.里地里山保全・活用検討会議(第1回)の開催について

日時:
平成20年11月12日(水) 14:30~17:30(予定)
場所:
砂防会館 立山(東京都千代田区平河町2-7-5 3階)
議題:
  1. 本事業のねらい
  2. 重要里地里山選定の考え方及び手順
  3. 持続的管理のための社会的枠組みや利活用方策の検討

3.傍聴申込

本会議は、公開で行われます。

(1)一般の方

傍聴希望の方は、事務局(下記参照)まで、FAX又は電子メールでお申し込み下さい。

  • ア 一般申込受付は、平成20年11月11日(火)午後3時(必着)までといたします。
  • イ 一般傍聴可能人数は、20名を予定しており、希望者がこれを超えた場合は抽選とさせていただくことがあります。
  • ウ 申込みに当たっては、下記の事項を御記載ください。
     (ア)「里地里山保全・活用検討会議の傍聴希望」と明記してください(電子メールの場合は、件名欄に記載してください。)。
     (イ) 住所、氏名、連絡先(電話、FAX、電子メール)及び差し支えなければ勤務先・所属団体を御記載ください。
  • エ 傍聴の可否については事務局から11月11日(火)午後5時までに御連絡いたします。

(2)マスコミの方

  • ア 当日会場にて受付をお願いします。
  • イ カメラ撮影を御希望の報道関係の方は、事務局まであらかじめ御連絡ください。
      なお、カメラ撮影については、会議の冒頭のみとさせていただきます。

全国里地里山会議事務局
 (環境省自然環境局自然環境計画課)
  担当:青木、塩田
  TEL:03-3581-3351(内線6482)
  FAX:03-3591-3228
  電子メール:ryutaro_aoki@env.go.jp
          kensuke_shiota@env.go.jp

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
TEL:03-5521-8274(直通)
    03-3581-3351(代表)
課長:渡邉 綱男(内線 6430)
課長補佐:櫻井 洋一(内線 6435)
担当:青木龍太郎(内線 6482)