報道発表資料
環境省は、海洋環境モニタリング調査計画(8年程度で日本周辺海域を一巡)に基づき、毎年度海洋環境モニタリング調査を実施しています。本調査は、日本周辺海域の調査地点における底質・海洋生物(生体濃度)の状況、生物群集、プラスチック類等について調査することにより、海洋環境の状況を把握することを目的としています。
今般、海洋環境モニタリング調査検討会での検討結果を踏まえ、平成28年度の調査結果について、以下のとおり取りまとめました。
今般、海洋環境モニタリング調査検討会での検討結果を踏まえ、平成28年度の調査結果について、以下のとおり取りまとめました。
平成28年度は、陸域起源の汚染を対象とした調査として、日本海北部のH測線において、底質調査、生物群集調査、プラスチック類等調査を実施(調査日:平成28年7月9日~7月12日)するとともに、親潮域、黒潮域、東シナ海域及び日本海域の4海域において海洋生物(生体濃度)調査を実施しました。
H測線の底質調査については、全体として過去の調査と概ね同程度の値でした。生物群集調査については、いずれの測点においても海洋環境が悪化している状況は認められませんでした。次にプラスチック類等調査においては、既存の調査結果と同様に、試料のサイズが小さくなるにつれて個数が多くなる傾向が見られました。
親潮域、黒潮域、東シナ海域及び日本海域の4海域において実施した生体濃度調査については、全体として過去の調査と同程度の値を示しており、特段の汚染の進行は認められませんでした。
添付資料
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局水環境課海洋環境室
直通 03-5521-9025
代表 03-3581-3351
室長 中里 靖 (内線6630)
室長補佐 森田 紗世(内線6631)
担当 鈴木 愛 (内線6636)