報道発表資料

平成29年2月20日
総合政策
この記事を印刷

「国内外のCCS Readyに関する取組状況等について」の公表について

二酸化炭素回収・貯留技術(CCS)は、火力発電所等から排出されるCO2を分離・回収・輸送し、地中や海洋等に長期的に貯蔵する技術です。CCSについては、世界的に取組が進められており、我が国でも地球温暖化対策計画等において取り組むことが示されています。CCSを円滑に導入するためには、大規模排出源の設計・建設の段階から、CO2回収設備等を設置するための用地確保等の準備を予め行っておく「CCS Ready」が課題となっています。
環境省では、CCS Readyに関する情報を広く共有することを目的として、CCS及びCCS Readyに関する各国や国際団体等及び我が国における取組状況について、既存の文献等に基づき情報の整理を行い、今般「国内外のCCS Readyに関する取組状況等について」として取りまとめました。

1.背景

 地球温暖化対策については、パリ協定を踏まえ、我が国において閣議決定された「地球温暖化対策計画」において、「地球温暖化対策と経済成長を両立させながら、長期的目標として2050年までに80%の温室効果ガスの排出削減を目指す」こととされています。このような目標を達成するため、石炭火力発電所等の長期的な稼働が見込まれる大規模排出源を今後建設・稼働する際には、効果的な地球温暖化対策の導入が重要となっています。

 二酸化炭素回収・貯留技術(CCS:Carbon dioxide Capture and Storage)は、火力発電所などの人為的排出源から排出されるCO2を分離・回収・輸送し、地中や海洋等に長期的に貯蔵し、大気から隔離することでCO2の排出を抑制しつつ、中・長期的に化石燃料の利用を可能とする技術オプションです。CCSについては世界的に取組が進められており、我が国においても地球温暖化対策計画やエネルギー基本計画等を踏まえ、2020年頃のCCSの商用化を目指して技術開発の加速化を図るとともに、商用化を前提に2030年までに石炭火力発電所にCCSを導入することを検討することとしており、大規模排出源の設計・建設の段階から、CO2回収設備等を設置するための用地確保や採用する技術の内容に応じた準備を予め行っておく「CCS Ready」が課題となっています。

 このため環境省では、今般、CCS Readyに関する情報を広く共有することを目的として、CCS及びCCS Readyに関する各国や国際団体等及び我が国における取組状況について、既存の文献等に基づき、情報の整理を行いました。

2.主な内容

 「国内外のCCS Readyに関する取組状況等について」の主な内容は以下のとおりです。

(1)本書の背景と位置づけ

本書を取りまとめた背景と位置づけを示しました。

(2)CCS Readyの定義

CCS Readyに関する基本的な事項として、一般的なCCS Readyの定義や、発電所に適用する際の具体的な基準等を、既存の文献等に基づき整理しました。

(3)諸外国におけるCCS Readyに関する取組状況等

英国、ドイツ、米国について、各国のCCS及びCCS Readyに関する政策や具体的なプロジェクトの状況等を、公表されている情報をもとに整理しました。

(4)日本におけるCCS Readyに関する取組状況等

我が国で現在着手されているプロジェクトの概要や進捗状況や、地球温暖化対策計画等におけるCCS Readyに関する記載等を、既存の資料等に基づき整理しました。

(5)国際団体等におけるCCS Readyに関する取組状況等

世界中の様々なCCSに関する取組状況について情報収集を行っている国際団体等において、Capture Readyとして一般に事前の検討が要求されると整理されている技術的な事項等について、公開されている情報をもとに整理しました。

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境影響評価課
03-3581-3351(代表)
03-5521-8236(直通)
課長   永島徹也 (内6230)
課長補佐 横山貴志子(内6238)
専門官  會田義明 (内6235)

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。

ページ先頭へ