報道発表資料
ラムサール条約第10回締約国会議が、10月28日~11月4日に韓国の昌原(チャンウォン)市で開催されるのでお知らせします。同会議では、条約の履行状況について事務局から報告が行われるほか、合計31本の決議案について討議が行われる予定です。
また、同会議の開催にあわせて、新たに4箇所の国内湿地がラムサール条約湿地登録簿に掲載されるとともに、同条約湿地である琵琶湖の登録面積が拡大され、事務局より登録の認定証が関係自治体に授与される予定です。なお、登録に先立つ国内手続として、本日(10月27日)、新規登録の4箇所及び琵琶湖の登録面積の拡大について条約湿地に指定する旨が官報に掲載されました。
1 第10回締約国会議の概要
ラムサール条約(正式名称「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」、1975年発効)の第10回締約国会議が、以下のとおり開催されます。
(1) 期日
平成20年10月28日(火)~11月4日(火)
(2) 場所
韓国・昌原(チャンウォン)市 昌原コンベンションセンター(CECO)
(3) 参加者
158か国の締約国及びオブザーバーが参加します。我が国からは、代表団のほか、関係自治体、NGO等のオブザーバーが参加予定です。なお、我が国代表団は、外務省、環境省及び農林水産省で構成します。
(4)テーマ
「Healthy Wetlands, Healthy People」(健康な湿地、健康な人々)
(5) 主要な議題
ア) 条約実施状況のレビュー
各国から提出された国別報告書に基づき、事務局より条約の履行状況について報告が行われます。
イ)決議案の検討
31の決議案が審議されます。主な決議案は以下のとおりです。詳細は別紙1参照。
- 決議案1:
- ラムサール条約2009-2014戦略計画
- 決議案2:
- 財政・予算事項
- 決議案21:
- 高病原性鳥インフルエンザH5N1の継続した広がりに対応するためのガイダンス
- 決議案22:
- 渡り鳥のフライウェイ保全のための国際協力の促進
- 決議案23:
- 湿地と人間の健康
- 決議案31:
- 湿地システムとしての水田における生物多様性の向上
2 ラムサール条約湿地新規登録箇所等の登録認定証の授与
会期中の10月30日(木)に、新たな国内湿地の登録及び拡大についての登録認定証の授与が、事務局から関係自治体に対し、以下のとおり行われる予定です。
なお、条約湿地の登録等については改めて会期中に記者発表を行う予定です。
(1) 日時
2008年10月30日(木)13:15-14:45(日本と時差なし)
(2) 場所
昌原コンベンションセンター607会議室
(3) 参加者
ラムサール条約事務局、日本代表団、関係自治体、国内NGO関係、各国代表団
(4)
- 新たに登録されるラムサール条約湿地
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- 化女沼(けじょぬま)(宮城県)
- 大山上池(おおやまかみいけ)・下池(しもいけ)(山形県)
- 瓢湖(ひょうこ)(新潟県)
- 久米島(くめじま)の渓流・湿地(沖縄県)
- 拡大されるラムサール条約湿地
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- 琵琶湖(びわこ)(滋賀県)
3 ラムサール条約湿地新規登録箇所の官報告示
2(4)の新規登録4箇所及び拡張1箇所について、登録に先立つ国内手続として、本日(10月27日)条約湿地に指定した旨、官報に告示されました。
添付資料
- 別紙1 ラムサール条約第10回締約国会議(COP10)の主な決議案の概要 [PDF 76 KB]
- 別紙2 新たにラムサール条約湿地に登録される湿地及び拡張される湿地の概要 [PDF 76 KB]
- 別紙3 ラムサール条約の概要 [PDF 119 KB]
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
課長 星野 一昭(6460)
補佐 西山 理行(6475)
補佐 小川 靖志(6465)
係長 尼子 直輝(6468)
直通 03-5521-8284