報道発表資料

この記事を印刷
2016年10月28日
  • 水・土壌

避難区域等における沢水モニタリングの測定結果について(平成28年7月~平成28年9月採取分)

環境省では、避難区域等において、平成24年12月より、住民が飲用する沢水のモニタリングを実施しています。
このたび、平成28年7月~9月の測定結果を取りまとめましたので、公表します。

1.調査概要

(1)調査対象

福島県内の避難区域等のうち、要望があった9市町村(飯舘村、大熊町、葛尾村、川内村、川俣町、田村市、浪江町、楢葉町、広野町)で住民が飲用する沢水です。

(2)調査内容

調査対象148箇所の沢水を採水し、放射性物質濃度(放射性セシウム(Cs-134Cs-137))の測定を実施しました。

2.結果概要

調査箇所のうち、平成28年7月~9月に採取を行った176検体を検査したところ、飯舘村の1検体で放射性セシウムが検出(Cs-134:不検出、Cs-137:1.4Bq/L)されましたが、その他の地点、検体では不検出(検出下限値:1Bq/L)でした。

なお、放射性セシウムの検出が見られた検体について、孔径1μmのガラス繊維ろ紙によりろ過し、再度測定した結果、放射性セシウムは不検出(検出下限値:1Bq/L)でした。

<参考1>

・食品衛生法に基づく食品、添加物等の規格基準(飲料水)(平成24年3月15日厚生労働省告示第130号)

放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/L

・水道水中の放射性物質に係る目標値(水道施設の管理目標値)(平成24年3月5日付け健水発0305第1号厚生労働省健康局水道課長通知)

放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/L

<参考2>

浪江町の採水地点の画像例 飯舘村の採水地点の画像例

〇採水地点の例(浪江町)           〇採水地点の例(飯舘村)

<参考3>

前回公表(平成28年7月22日)した沢水モニタリング測定結果の概要

・平成28年4月~6月における調査箇所は、160箇所。

・期間中に採取した190検体はすべて不検出(検出下限値:1Bq/L)。

3.その他

市町村ごとの測定結果については、環境省ホームページに掲載します。

https://www.env.go.jp/jishin/monitoring/results_r-mr.html)をご覧ください。

添付資料

連絡先
環境省除染チーム
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-9260
参事官  :神谷洋一(内7502)
参事官補佐:森谷直子(内7526)
担当   :町村 輔(内7539)
     :鈴木貴晃(内7532)

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。